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ハードウエア

一度きりの記録、CD-Rとは?

机の上で仕事をする際に、書類を整理して保管するように、計算機で扱う情報も整理して保存する必要があります。情報を保存するための道具として、昔は書類整理棚のようなフロッピーディスクや、書類保管庫のようなハードディスク、持ち運びできる書類かばんのようなUSBメモリなど、様々なものがありました。その中で、今回紹介するのは、一度だけ書き込みができる光ディスクであるCD-Rです。CD-Rは、コンパクトディスク記録可能型という意味で、一度だけ情報を書き込むことができる記録媒体です。登場したばかりの頃は、高価でなかなか手に入れることが難しいものでしたが、今では手軽に購入できるようになりました。そのため、様々な場面で使われています。 CD-Rは、円盤状の形をしており、その表面には、レーザー光線を使って情報を記録します。レーザー光線を当てて、情報を焼き付ける様子から、焼くという言葉を使ってCD-Rへの書き込み作業を表現することもあります。一度情報を書き込んだ後は、何度でもその情報を繰り返し読むことができます。しかし、CD-Rは一度しか書き込むことができないため、情報の追加や変更はできません。情報を書き込んだ後は、書き換えのできない書類のようなものだと考えてください。 CD-Rは、音楽の保存や写真の保存、資料の配布など、様々な用途で使われています。大量の情報を手軽に持ち運ぶことができるため、会議や発表会などでもよく使われています。また、安価であることもCD-Rの大きな特徴の一つです。そのため、気軽に使える記録媒体として、家庭や職場など、様々な場所で広く利用されています。この記事では、これからCD-Rを使う人のために、CD-Rの仕組みや特徴、使い方について、より詳しく説明していきます。CD-Rを正しく使うことで、情報の保存や管理をより効率的に行うことができるようになります。
セキュリティ

コンピュータワーム:自己増殖型脅威

計算機に悪さをする、虫のような名前の「ワーム」というものについて説明します。ワームとは、自分のコピーをたくさん作って増えていく、悪いプログラムのことです。まるで虫がどんどん増えていくように、計算機の中で勝手に増えていきます。このワームは、他の普通のプログラムにくっついて増えるのではなく、一人で増えていくのが特徴です。計算機のネットワークという、いわば道のりを伝って、どんどん自分のコピーを送り出し、他の計算機に感染を広げていきます。 ワームはこのように増えていくことで、計算機の力をたくさん使ってしまいます。すると、計算機は本来の仕事をする力がなくなり、動きが遅くなってしまいます。また、ネットワーク全体も、ワームが作ったコピーが行き来することで混雑し、速度が遅くなってしまいます。さらに悪いことには、ワームの中には、大切な情報や秘密のデータを探し出して盗み出すものや、計算機自体を壊してしまうものもいます。そのため、ワームはとても危険なものと考えられています。 ワームと似たものに「ウイルス」というものがありますが、これらは違います。ウイルスは、他の普通のプログラムにくっついていないと増えることができません。ワームは、他のプログラムの手助けを借りずに、一人でどんどん増えることができます。このため、ワームはウイルスよりもずっと速く広がり、たくさんの計算機に被害を与える可能性があります。 ワームは、計算機の守りが弱いところをねらって侵入し、増えていきます。そのため、ワームから計算機を守るためには、しっかりと守りを固めておくことが大切です。計算機の持ち主は、常に最新の守り方を調べて、自分の計算機を守り続けなければなりません。そうすることで、ワームの侵入を防ぎ、被害から身を守ることができるのです。