Windows Media Player

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ソフトウェア

動画や音楽を再生!マルチメディアプレーヤーとは

動画や音声、静止画といった様々な種類の情報を再生する機器や、そのための道具のことを、まとめて多媒体再生機と呼びます。身近な例としては、持ち運びのできる携帯電話や、机に据え置いて使う据え置き型パソコンなどが挙げられます。これらの機器には、最初から多媒体再生機能が備わっていることが多く、特別な準備をしなくても、動画を見たり、音楽を聴いたり、写真を見たりすることができます。とても便利なので、毎日のように使っている人も多いのではないでしょうか。 多媒体再生機で扱える情報の種類は、再生機によって違います。動画や音声、静止画などの情報の種類は、それぞれ違った入れ物(ファイル形式)に整理・保存されています。この入れ物の種類は実に様々で、多媒体再生機の中には、特定の種類の入れ物しか扱えないものもあります。一方で、たくさんの種類の入れ物に対応している多媒体再生機もあり、より多くの種類の動画、音声、静止画を再生できるため、汎用性が高いと言えるでしょう。例えば、ある多媒体再生機は動画の入れ物として「動画甲」と「動画乙」に対応し、音声の入れ物として「音声甲」に対応しているかもしれません。この場合、この再生機では「動画甲」と「動画乙」形式の動画、「音声甲」形式の音声は再生できますが、その他の形式の動画や音声は再生できません。 近年の多媒体再生機は、高画質、高音質での再生を重視したものが多いです。これは、より綺麗な映像、よりクリアな音声で動画や音楽を楽しみたいという人々の需要に応えるためです。以前は、画面が粗かったり、音が割れていたりすることもありましたが、最近の多媒体再生機は、とても鮮明な映像とクリアな音で再生できるので、まるでその場にいるかのような臨場感を味わうことができます。
動画

動画形式WMVの基礎知識

動画を記録したファイルは、そのままでは容量が大きくなり、パソコンや記録装置の負担が大きくなってしまいます。この問題を解決するために、動画を小さくするための技術が「動画圧縮方式」です。数多くの動画圧縮方式がある中で、「ダブリューエムブイ」もその一つです。これは、有名な会社であるマイクロソフト社が作った動画圧縮方式です。「ダブリューエムブイ」は「ウィンドウズメディアビデオ」のそれぞれの単語の最初の文字を取ったものです。その名前の通り、マイクロソフト社製の動画再生ソフトである「ウィンドウズメディアプレーヤー」で再生できるように作られています。ファイルの種類を表す拡張子は「.wmv」です。 マイクロソフト社が作った基本ソフトであるウィンドウズは、世界中で多くの人が利用しています。ウィンドウズのパソコンには、「ウィンドウズメディアプレーヤー」が標準で入っていることが多いです。そのため、「ダブリューエムブイ」形式の動画ファイルはウィンドウズのパソコンで再生される機会が多く、広く利用されています。「ダブリューエムブイ」は、動画ファイルの容量を小さくするだけでなく、画質もある程度保つように工夫されています。また、動画の中に音声データを含めることもできます。動画に合わせて音楽や効果音、解説を入れることができるので、より豊かな表現が可能です。インターネットで動画を公開する場合、ファイルの容量が小さい方が早く読み込むことができます。「ダブリューエムブイ」は容量を小さくできるので、インターネットで動画を共有したり配信したりする際にも役立ちます。 しかし、「ダブリューエムブイ」にも弱点があります。ウィンドウズ以外の基本ソフト、例えばマックやスマホでは再生できないことがあります。そのため、異なる環境で動画を共有する場合には注意が必要です。場合によっては、他の動画圧縮方式に変換する必要があるでしょう。近年は様々な動画圧縮方式が登場しており、より高画質で容量も小さいものも開発されています。それぞれの動画圧縮方式には得意な点、不得意な点があるので、状況に応じて使い分けることが重要です。
保存・圧縮

WMA:高音質を実現する音声圧縮技術

音声を伝えるデータは、そのままではサイズが非常に大きく、通信回線で送受信したり、機械に保管したりするには向きません。そのため、音声データを小さくする技術がこれまで数多く開発されてきました。マイクロソフト社が開発したWMAも、そのような音声データ縮小技術の一つです。限られた容量で、いかに音質を落とさずに済むか、という課題に挑戦して開発されました。 インターネットが広く使われるようになるにつれ、音声データをやり取りする機会が増え、高音質を保ちつつ、効率よく縮小できる技術への期待が高まりました。このような時代の流れが、WMA開発の後押しとなったのです。WMAは、当時の他の音声縮小技術と比べて、小さいサイズで済む上に、音質も良かったため、急速に広まりました。特に、マイクロソフト社の基本ソフトであるWindowsに標準で搭載された再生ソフト「WindowsMediaPlayer」でWMAが再生できたことが、普及の大きな要因となりました。 WindowsMediaPlayerがWMAに対応していたため、Windowsを使っている人は特別なソフトを用意しなくてもWMAを再生できたのです。この手軽さが、WMAの普及を加速させました。インターネットを通して音声の情報を届ける際の効率化に大きく貢献し、今あるような音楽配信の普及にも役立ちました。WMAは現在でも様々な場面で使われており、音声縮小技術の歴史の中で重要な位置を占めています。
ソフトウェア

動画や音声を楽しむ:メディアプレーヤー

動画や音声を楽しむためには、媒体再生機が必要です。これは、計算機で動画や音声を再生するための道具のことを指します。みなさんがよく知っている動画や音楽を再生する装置も、広い意味では媒体再生機の一種と言えるでしょう。 媒体再生機の中には、計算機に保存されている動画や音声の資料を開いて再生するだけでなく、網絡上の動画や音声を連続的に再生する機能を持つものもあります。例えば、動画共有場所でよく見かける動画なども、この機能を使って再生されています。網絡を通じて動画や音声の資料を少しずつ読み込みながら、途切れることなく再生できるので、待つことなく楽しむことができます。 近年の媒体再生機は、様々な種類の資料形式に対応しています。動画であれば、よく使われているエムピー4やエイブイアイ、ダブリューエムブイなど、音声であればエムピー3やダブリューエイブイ、エーエーシーなど、数多くの形式に対応しています。まるで様々な言葉を理解できる翻訳機のように、どんな形式の資料でも再生できるものもあります。対応している資料形式が多いほど、再生できる動画や音声の種類も増えるので、とても便利です。例えば、古い形式の動画資料を再生したい場合や、珍しい形式の音声資料を聴きたい場合でも、適切な媒体再生機があれば再生することができます。 このように、媒体再生機は動画や音声を楽しむ上で欠かせない存在となっています。多様な形式に対応した媒体再生機を選ぶことで、より多くの動画や音声を手軽に楽しむことができるでしょう。