ソフトウェア ウィンドウズ3.1:普及の立役者
千九百九十二年、計算機の大手企業であるマイクロソフト社から、ウィンドウズ3.1という看板を掲げた新しい機械操作の仕組みが世に出ました。これは、机の上の計算機を動かすための基本的な指示の集まりで、それまでのものとは大きく異なる画期的なものでした。当時、計算機の操作は、エムエスドスと呼ばれる命令を打ち込む方式が主流でした。しかし、この方法は、専門的な知識が必要で、一般の人々にはとても難しいものでした。そこで、ウィンドウズ3.1は、絵や図形を使った操作方法を取り入れました。画面上に表示された絵や図形を、機械につながった矢印操作の道具で選ぶことで、直感的に計算機を操作できるようになったのです。この分かりやすい操作性は、計算機の世界に大きな変化をもたらしました。それまでは、計算機は一部の技術者や機械好きの人だけが使うものという印象が強かったのですが、ウィンドウズ3.1の登場によって、一般家庭でも計算機を使う人が増えていきました。まるで窓を開けるように、画面上に様々な道具や書類を綺麗に並べて表示できることから、ウィンドウズという名前が付けられました。この名前の通り、ウィンドウズ3.1は、計算機をより身近なものにし、多くの人々が計算機に触れる機会を増やす、まさに計算機の大衆化への扉を開いたと言えるでしょう。
