Web2.0

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進化したウェブの世界:ウェブ2.0

2005年ごろから、従来のホームページとは異なる、新しいインターネットの使い方が現れ始めました。これをウェブ2.0と呼び、情報発信者と受信者の役割が固定されない、より双方向的な情報交換が可能になった点が大きな特徴です。従来のインターネットでは、企業や団体が情報を発信し、利用者はそれを受け取るという一方通行のやり取りが主流でした。ホームページは企業が自社の情報を掲載するだけの、いわば電子看板のような役割を果たしていました。利用者はただその情報を見るだけで、発信者と直接やり取りすることは稀でした。 しかし、ウェブ2.0の登場により状況は大きく変わりました。利用者自身が情報を発信し、他の利用者と共有したり、意見を交換したりすることが簡単になったのです。例えば、個人が自分の考えや出来事を自由に書き込めるブログは、従来のホームページのように専門知識がなくても手軽に情報発信できるツールとして広く普及しました。また、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の登場も大きな変化をもたらしました。SNSは、人々が共通の趣味や関心事で繋がり、気軽に情報交換や交流ができる場を提供しました。これにより、インターネット上での人々の繋がりは飛躍的に広がり、活発なコミュニティが形成されるようになりました。 このように、ウェブ2.0はインターネットを単なる情報源から、人々が繋がり、共に何かを作り出す場へと進化させました。誰もが情報を発信できるようになり、参加型の情報空間が生まれたのです。これは、従来の情報発信の手段を持たなかった人々にも発言の機会を与え、多様な意見や考え方が共有される社会の実現に貢献しました。ウェブ2.0は、インターネットの可能性を大きく広げ、社会全体のコミュニケーションを大きく変えたと言えるでしょう。