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WEBサービス

快適なウェブサイトの作り方

今や、多くの会社や人が、情報を発信したり、商品を売ったり、人と人との繋がりを作ったりするために、ウェブサイトを持つことが当たり前になっています。しかし、ウェブサイトを作っただけでは、目的は達成できません。せっかく作ったウェブサイトでも、使いにくければ、見る人はすぐに離れていってしまうからです。そこで大切になるのが、ウェブサイトの「使いやすさ」です。この使いやすさを専門用語で「ウェブユーザビリティ」と言います。 ウェブユーザビリティとは、ウェブサイトを見る人が、どれくらい簡単に目的を達成できるか、快適に使えるかを指します。例えば、欲しい情報がすぐに見つかるか、買いたい物が簡単に買えるか、といったことです。ウェブユーザビリティが高いウェブサイトは、見る人にとってストレスがなく、快適に利用できます。逆に、ウェブユーザビリティが低いウェブサイトは、見る人が迷ったり、イライラしたりして、最終的にウェブサイトから離れてしまう可能性が高くなります。 ウェブサイトを作る目的は様々ですが、どんな目的であれ、見る人が快適に使えることは非常に重要です。例えば、会社の情報を伝えるためのウェブサイトであれば、見たい情報がすぐに見つからなければ、会社への信頼を失ってしまうかもしれません。商品を売るためのウェブサイトであれば、商品が探しにくかったり、購入手続きが複雑だったりすれば、せっかくの購買機会を逃してしまうでしょう。また、人と人との繋がりを作るためのウェブサイトであれば、使い勝手が悪ければ、参加者が減り、活気が失われてしまうかもしれません。 ウェブユーザビリティを高めるためには、様々な工夫が必要です。例えば、ウェブサイトの構成を分かりやすくしたり、文字を読みやすくしたり、操作を簡単にすることなどが挙げられます。また、見る人の立場になって、実際にウェブサイトを使ってみること(ユーザビリティテスト)も有効です。 本記事では、これから、ウェブユーザビリティを高めるための具体的な方法を、詳しく説明していきます。
デザイン

誰もが使いやすい情報技術を目指して

情報技術は、今の世の中において、なくてはならないものとなっています。仕事や勉強、買い物、遊び、そして人と人との繋がりまで、あらゆる場面で情報技術が使われています。情報技術の進歩は、私たちの生活を便利で豊かにする一方で、すべての人がその恩恵を等しく受けられているわけではありません。身体的な障害や年を重ねることによる衰えなどによって、情報技術の利用に苦労している人々もいます。 すべての人が情報技術の恩恵を等しく受けられるようにするためには、アクセシビリティへの配慮が欠かせません。アクセシビリティとは、製品やサービス、仕組みなどが、障害者や高齢者を含む多くの人にとって、どれくらい簡単に利用できるかを示す考え方です。例えば、ウェブサイトで言えば、文字の大きさや色のコントラストを調整できる機能や、音声読み上げ機能などがアクセシビリティの向上に繋がります。また、公共施設で言えば、入り口にスロープを設置したり、エレベーターを設置したりすることもアクセシビリティ向上のための取り組みです。 情報技術におけるアクセシビリティの具体的な取り組みとして、音声認識技術や画面読み上げソフト、点字ディスプレイなどが挙げられます。音声認識技術は、キーボードを使わずに音声で文字を入力することを可能にし、画面読み上げソフトは、画面に表示されている文字を読み上げてくれます。点字ディスプレイは、画面上の情報を点字で表示することで、視覚障害のある人が情報にアクセスすることを可能にします。 アクセシビリティを向上させることは、単に一部の人々の利便性を向上させるだけでなく、社会全体の利益にも繋がります。例えば、高齢者が使いやすい製品やサービスが増えれば、高齢者の社会参加が促進され、労働力人口の減少という社会問題の解決に貢献することができます。また、障害者が情報技術を利用できるようになれば、新しい仕事や学習の機会が生まれ、社会全体がより豊かになるでしょう。 誰もが情報技術の恩恵を享受できる社会を実現するためには、私たち一人ひとりがアクセシビリティの重要性を認識し、アクセシビリティ向上のための取り組みを支援していく必要があります。