startup disk

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ハードウエア

起動ディスク:コンピュータの心臓部

機械を立ち上げるための指示書が保管されている場所、それが起動円盤です。この円盤には、機械が動き出すために必要な色々な指示が細かく書かれています。機械の電源を入れると、まずこの起動円盤から指示書を読み込み、手順通りに作業を始めます。この作業手順全体をまとめたものが基本命令集で、起動円盤がないと機械は何もできません。 例えるなら、起動円盤は機械の心臓部、基本命令集は血液のようなものです。心臓が血液を送り出すように、起動円盤から基本命令集を読み込み、機械全体に指示が送られます。もし心臓が止まれば血液は流れなくなり、同じように機械も起動円盤がなければ動きません。 起動円盤には、大きく分けて二つの種類があります。一つは内蔵型で、機械の中に組み込まれているものです。これは取り外しが難しく、機械の一部として機能します。もう一つは外付け型で、機械の外に接続するものです。こちらは自由に抜き差しができ、持ち運びにも便利です。 外付け型の起動円盤は、内蔵型の起動円盤が壊れてしまった時などに役立ちます。例えば、機械が動かなくなってしまっても、外付けの起動円盤から基本命令集を読み込めば、再び動かすことができるかもしれません。また、一つの機械で複数の基本命令集を使い分けたい場合にも、外付けの起動円盤が便利です。それぞれの起動円盤に異なる基本命令集を保存しておけば、必要に応じて切り替えることができます。このように、起動円盤は機械にとって非常に重要な役割を担っているため、大切に扱う必要があります。