Shiftキー

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ハードウエア

シフトキー:大文字と記号の入力

文字を打ち込むための道具、キーボード。その中には、様々な役割を持つたくさんの印があります。その中でも、文字の種類を切り替えるための重要な印が『シフトキー』です。キーボードをよく見ると、文字の印の左右に、多くの場合上向きの矢印のような絵が描かれた印があります。これがシフトキーで、『シフト』と書かれた文字が付いていることも多いです。 このシフトキー、単独で押しても何も文字は出てきません。他の印と組み合わせて使うことで、初めてその力を発揮します。例えば、普段は小さな文字を入力する印を押すと『あ』と表示されますが、シフトキーを押しながら同じ印を押すと、『ア』と大きな文字が表示されます。まるで二つの顔を持つ印のように、シフトキーによって表示される文字が変わるのです。 他にも、数字の印の上には、記号が描かれていることが多いです。これもシフトキーを使って入力します。例えば『1』の印の上には『!』が描かれています。シフトキーを押しながら『1』の印を押すと、『!』が入力されるのです。このように、シフトキーは文字の種類を切り替えるスイッチの役割を果たしているのです。 この名前の由来は、鉄道の線路を切り替える装置である『ポイント』と似ていることからと言われています。ポイントを切り替えることで、電車は違う線路へと進むことができます。同じように、シフトキーを押すことで、入力される文字の種類が切り替わることから、シフトキーと呼ばれるようになったと言われています。まるで線路のポイントを切り替えるように、様々な文字を入力できる便利な印、それがシフトキーなのです。