
色の表現:RGBAを理解する
私たちの身の回りにある電子機器、例えば持ち運びできる電話や計算機などの画面に映る色は、光の三原色を使って表現されています。この三原色とは、赤色、緑色、青色の三つの色です。まるで絵の具のように、この三つの色を混ぜ合わせることで様々な色を作り出しているのです。
赤色と緑色を混ぜ合わせると黄色になり、赤色と青色を混ぜると紫色になります。また、緑色と青色を混ぜると水色になります。さらに、この三つの色すべてを混ぜ合わせると白色になり、反対に三色すべてを消すと黒色になります。このように、光を混ぜて色を作ることを加法混色と言い、この色の表現方法を「赤緑青色モデル」と言います。
この「赤緑青色モデル」では、それぞれの色の強さを数字で表します。一般的には0から255までの数字が使われ、0は光が全くない状態、255は光が最も強い状態を表します。数字が大きくなるほど色は明るくなります。例えば、赤色の強さを最大の255に設定し、緑色と青色の強さを0に設定すると、明るい赤色になります。また、赤色と緑色の強さを255に設定し、青色の強さを0に設定すると、明るい黄色になります。
このように、赤色、緑色、青色の三色の強さを0から255までの間で細かく調整することで、実に1677万7216通りもの色を作り出すことができます。これは、人間の目では見分けがつかないほどたくさんの色です。私たちが普段見ている電子機器の画面は、この「赤緑青色モデル」によって、非常に豊かな色彩を表現しているのです。