ハードウエア 携帯ゲーム機ＰＳＰの魅力
西暦２００４年、ソニー・コンピュータエンタテインメントから発売された携帯式の遊び道具、『プレイステーション・ポータブル』、略してＰＳＰは、それまでの携帯ゲーム機のあり方を変える画期的な製品でした。
まず目を引くのは、大きく鮮やかな画面です。４．３インチもの大型液晶画面を搭載し、画面の横幅が広いワイドスクリーンを採用したことで、まるで映画館のスクリーンを見ているような迫力のある映像で、遊びに没頭することができました。従来の携帯ゲーム機では画面が小さくて見づらかった細かい描写も、ＰＳＰでは鮮明に表示され、遊びの世界をより深く楽しむことができました。
また、ＰＳＰは、様々な楽しみ方ができる点も画期的でした。メモリースティックＤｕｏと呼ばれる小さな記録装置を使うことで、遊びの記録だけでなく、音楽や動画なども保存して、いつでもどこでも楽しむことができました。これにより、ＰＳＰは、単なる遊び道具ではなく、持ち運びできる総合的な娯楽機器としての地位を確立しました。
従来の携帯式の遊び道具は、もっぱら遊ぶことだけが目的でしたが、ＰＳＰは好きな音楽を聴いたり、動画を見たりと、遊び以外の楽しみ方も提供しました。まさに、携帯ゲーム機の新しい時代を切り開いた製品と言えるでしょう。外出先で好きな音楽を聴きながら移動したり、休憩時間に動画を楽しんだり、ＰＳＰは人々の生活に彩りを添え、新しい娯楽の形を提案しました。まさに時代を先取りした画期的な製品だったと言えるでしょう。