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ナムロックキー:テンキーを使いこなす

机の上のパソコンには、たくさんのキーが並んでいます。ひらがなや漢字、アルファベットなどの文字を入力するためのキー、丸や三角、記号を入力するためのキー、そしてパソコンの動作を制御するためのキーなど、それぞれに役割があります。その中でも、普段あまり意識せずに使っているかもしれないキーがいくつかあります。今回は「ナムロックキー」について詳しく見ていきましょう。このキーは、キーボードの右側に配置されているテンキーの動作を切り替える役割を担っています。 ナムロックキーを押すと、テンキーは数字入力モードになります。この状態では、1から0までの数字や、計算で使う「+」「−」「×」「÷」「=」などの記号を入力できます。電卓のようにテンキーを使って計算したい時に便利です。表計算ソフトへの数値入力などにも役立ちます。 逆に、ナムロックキーがオフの状態では、テンキーはカーソルキーとして機能します。テンキーの上下左右の矢印キーで、画面上のカーソルを上下左右に移動させることができます。例えば、文章を書いている時にカーソルを移動させたい場合に便利です。また、「ホーム」「エンド」「ページアップ」「ページダウン」などのキーを使って、画面のスクロール操作を行うことも可能です。長い文章を読んでいる時や、ウェブサイトを閲覧している時に役立ちます。 このように、普段何気なく使っているテンキーですが、ナムロックキーによって数字入力とカーソル移動の二つの機能に切り替わることを理解しておくと、パソコン操作をよりスムーズに行うことができます。ナムロックキーの状態は、キーボードのランプで確認できることが多いので、テンキーを使う前に確認してみましょう。