
情報活用能力を育む
情報活用能力とは、暮らしや仕事、学びといった様々な場面で、計算機や情報通信網などの情報技術をうまく使いこなす知識と能力のことです。これは、単に計算機を操作できるというだけでなく、もっと幅広い意味を持っています。
まず、必要な情報を適切に見つけ出す能力が必要です。情報通信網上には膨大な情報が溢れています。その中から、目的や状況に応じて必要な情報を選び出すには、検索技術の習得だけでなく、情報源の信頼性を見極める力も必要です。玉石混交の情報の中から、真に価値ある情報を見つける目を養わなければなりません。
次に、集めた情報を正しく理解し、評価する能力が求められます。得られた情報が本当に正しいのか、信ぴょう性があるのかを吟味し、複数の情報源を比較検討することで、偏った情報に惑わされずに、客観的な判断をすることができます。
さらに、情報を組み合わせて新たな価値を生み出す能力も重要です。集めた情報を整理し、分析し、統合することで、新たな知見や解決策を見出すことができます。これは、課題解決や創造的な活動に不可欠な力です。
情報活用能力は、現代社会において、読み書きや計算と同じくらい大切な基礎能力です。情報技術が急速に発展する現代社会では、情報活用能力を身につけることで、日々の暮らしをより便利で豊かにすることができます。また、社会貢献の幅も大きく広がるでしょう。情報活用能力は、これからの時代を生き抜く上で、誰もが身につけるべき必須の能力と言えるでしょう。