DTM

記事数:(4)

ハードウエア

パソコンの音響出力装置:サウンドカード

電子計算機で音を出す、あるいは音を記録する部品、音声処理装置について詳しく説明します。音声処理装置は、電子計算機で音を扱う上で欠かせない部品です。音声処理装置は、機能を拡張するための板状の部品の一種で、音声の出し入れを行うための機能が備わっています。この音声処理装置は、電子計算機内部の主要な板に直接取り付けられている場合もありますが、より高音質で多くの機能を求める場合は、拡張用の場所に差し込むタイプの音声処理装置を選ぶこともできます。 近年の電子計算機では、主要な板に音声処理の機能が組み込まれているのが一般的です。しかし、動画編集や音楽制作といった専門的な使い方をする場合には、専用の外部音声処理装置がどうしても必要になります。なぜなら、電子計算機に内蔵されている音声処理機能だけでは、細やかな音の表現や高度な処理はできないからです。動画編集や音楽制作といった作業では、微妙な音の違いを聞き分けたり、音を加工したりする作業が求められます。内蔵の音声処理機能では、このような作業に対応できない場合があります。 例えば、音楽制作ソフトを使って作曲する場合を考えてみましょう。内蔵の音声処理機能では、同時に複数の音を重ねて再生すると、音が割れたり、ノイズが発生したりする可能性があります。しかし、高性能な外部音声処理装置を使えば、クリアで歪みのない音で音楽を制作することができます。また、動画編集においても、外部音声処理装置は重要な役割を果たします。動画にナレーションや効果音を追加する際、内蔵の音声処理機能では、音質が低下したり、音と映像のタイミングがずれたりする可能性があります。しかし、外部音声処理装置を使用すれば、高音質でタイミングの合った音声を動画に追加することができます。このように、音声処理装置は、音の世界を豊かに表現するための、なくてはならない存在と言えるでしょう。
ソフトウェア

音楽制作:パソコンで楽しむ新しい創造

近頃は、パソコンで曲作りをする「机上音楽」が広く知られるようになってきました。この「机上音楽」という言葉は「デスクトップミュージック」を日本語にしたもので、略して「ディーティーエム」とも呼ばれます。以前は、専門的な機械や録音室といった設備が必要で、音楽作りは限られた人しかできないものでした。しかし今では、パソコンと専用のプログラムさえあれば、誰でも気軽に作曲や編曲、演奏、録音、編集までできるようになりました。 机上音楽は、プロの音楽家だけでなく、趣味で音楽を楽しむ人にも広く使われています。誰でも気軽に音楽作りを始められるようになったことで、音楽制作の裾野は大きく広がりました。 机上音楽の魅力は、何と言っても手軽さです。高価な機材やスタジオを借りる必要がなく、自分の部屋で好きな時間に作業ができます。また、パソコンとソフトさえあれば、あらゆる楽器の音を再現できます。本物の楽器を演奏するのが苦手な人でも、キーボードやマウスを使って、まるで演奏しているかのように音楽を作ることができます。さらに、録音や編集も簡単に行えるため、思い通りの作品を仕上げることができます。 この手軽さこそが、机上音楽が音楽制作の入り口を広げ、多くの才能ある人々を発掘する原動力となっていると言えるでしょう。本記事では、これから机上音楽を始めたいと考えている方のために、机上音楽の魅力や可能性、必要な機材やプログラムなどについて、より詳しく説明していきます。パソコンで音楽を作ってみたい、という方は、ぜひ参考にしてみてください。
ハードウエア

音楽制作の必需品、オーディオカードの世界

計算機で音を扱う場面では、音の質は大切です。計算機に元々備わっている音の機能では満足できない場合、音の信号を処理する板を差し込むことで、音の質を向上させることができます。この板は、音の拡張板と呼ばれ、計算機の音に関する機能を強化し、より質の高い音を実現し、様々な機能を使えるようにしてくれます。 特に、音楽を作る際には、質の高い録音や再生が求められるため、音の拡張板はなくてはならないものと言えるでしょう。 この板を計算機に取り入れることで、より澄み切った鮮明な音と、迫力のある音を手に入れることができます。そして、音楽制作の可能性を広げることができます。 音の拡張板には、様々な種類があります。自分の使い方や目的に合わせて選ぶことが重要です。例えば、演奏する楽器の音を取り込むための端子の数や種類、音質を左右する部品の質、対応している計算機の接続方式など、確認すべき点はいくつかあります。 音の拡張板の中には、特別な効果音を出す機能や、複数の音を同時に混ぜ合わせる機能が備わっているものもあります。音楽を作る方はもちろん、映画や動画の音作りに興味のある方にも役立つでしょう。 音楽制作に真剣に取り組んでいる方や、より良い音で音楽を楽しみたい方は、音の拡張板の導入を考えてみてはどうでしょうか。きっと、音質の向上に驚くはずです。今まで聞こえなかった繊細な音や、力強い低音など、新しい音の世界が広がるでしょう。
規格

MIDI:電子楽器を操る魔法の言葉

異なる会社の電子楽器を繋いで、お互いに操れるようにするための言葉遣いがあります。それがMIDIと呼ばれるものです。これは、世界共通語のように、様々な電子楽器の間で情報をやり取りできるようにしてくれます。 例えば、ある鍵盤楽器で別の音色を出す機械の音を鳴らしたり、自動演奏の太鼓を合わせて演奏したりすることが、MIDIによってできるようになります。電子楽器の世界では、まさに欠かせないものと言えるでしょう。 MIDIがある前は、異なる会社の機器を繋ぐのはとても大変でした。線が合わないだけでなく、それぞれの会社が独自の言葉で命令を出していたので、会話をさせるのが難しかったのです。まるで異なる言葉を話す人同士が意思疎通を図れないのと同じ状況でした。 しかし、MIDIが出てきたことで、電子楽器の世界は大きく変わりました。MIDIは、どの会社で作られた機器でも理解できる共通語なので、異なる会社の機器を繋いでも、互いに命令を伝え合えるようになったのです。 これにより、様々な機器を組み合わせ、もっと複雑で豊かな音楽表現ができるようになりました。例えば、鍵盤楽器でドラムの音を鳴らしたり、管楽器の音を出す機械をギターで操ったり、といったことが可能になったのです。 また、演奏情報を記録して、後で全く同じように再現することもできるようになりました。これは、音楽を作る人の可能性を大きく広げる画期的な出来事でした。 MIDIは、電子楽器だけでなく、照明や舞台装置の制御にも使われるなど、活躍の場を広げています。これからも音楽や舞台芸術の発展に貢献していくことでしょう。