
位置入力装置:デジタイザ
位置を取り込む装置は、計算機に場所の情報を伝えるための道具です。専用の筆記具や、鼠の形をした装置を、感知機を内蔵した板の上で動かすことで、その場所を計算機に知らせます。この仕組みは、紙と鉛筆のように、直接手で操作できるので、絵を描く作業などに最適です。感知機は、筆記具の先端の動きを細かく捉え、画面上の矢印と連動させることで、正確な入力作業を可能にします。
筆記具型の入力装置は、尖った筆記具とも呼ばれ、筆の圧力を感知する機能を持つものもあります。筆圧感知機能によって、線の太さを変えたり、色の濃さを変えたりすることができ、より高度な表現ができます。例えば、絵を描く際に、筆圧を強くすると線が太くなり、筆圧を弱くすると線が細くなります。また、筆圧に応じて色の濃淡も変化させることができます。これにより、まるで本物の鉛筆や筆で描いているかのような、自然で繊細な表現が可能になります。
位置を取り込む装置は、その高い正確さと、直感的に操作できることから、様々な分野で使われています。設計図を描く、写真の加工をする、文字を書くなど、様々な用途に活用されています。特に、細かい作業や正確さが求められる作業においては、その性能が最大限に発揮されます。また、近年では、タブレット端末やスマートフォンなどにも、この技術が応用されており、より身近な存在となっています。これにより、誰でも手軽に、正確な位置入力を行うことができるようになりました。今後も、更なる技術の進歩により、より便利で使いやすい入力装置が登場することが期待されています。