CODEC

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保存・圧縮

データ変換の仕組み:コーデック

符号化と復号を組み合わせた技術である「コーデック」は、異なる形式の情報に変換する役割を担っています。音声や動画、画像など、様々な種類の情報を扱う際に利用されます。例えば、音楽を聴く時に使われるMP3形式や、動画を見る時に使われるMP4形式も、コーデックによって圧縮や変換が行われています。「コーデック」という言葉は、「符号化器/復号化器」の略語です。情報を送る際には符号化を行い、情報を受け取る際には復号を行います。コーデックの中には、情報を圧縮したり、元に戻したりする機能を持つものもあります。そのため、「圧縮器/伸張器」の略語としても使われています。 私たちが普段利用する電子機器や情報通信網のサービスでは、様々なコーデックが活躍しています。コーデックによって情報が効率よく扱われ、スムーズなやり取りが可能になっています。現代の情報化社会を支える重要な技術の一つと言えるでしょう。例えば、音楽をインターネットで配信するサービスや、遠隔で会議を行う仕組み、動画を途切れずに見るための技術など、様々な場面でコーデックは欠かせない存在です。 今後、情報通信の量はますます増えると予想される中、コーデックの役割はさらに重要になっていくでしょう。より効率的な圧縮技術や、より高画質、高音質に変換する技術など、コーデックは進化し続けています。次世代の通信技術や高精細な映像技術の発展にも、コーデックの進化が大きく貢献していくと考えられます。より少ない情報量で、より高品質な情報を送受信できるよう、技術開発が続けられています。