
光ディスク:データ保存の進化
光ディスクとは、円盤の形をした入れ物に情報を書き込んで、それを光を使って読み取る仕組みを持つ記憶装置です。光ディスクには、音楽を保存するためのものや、映画を保存するためのもの、パソコン用の資料を保存するためのものなど、様々な種類があります。それぞれ記憶できる情報量や情報の読み書き速度が違います。
光ディスクは、表面にとても小さな凸凹を作ることで情報を記録しています。この凸凹にレーザー光と呼ばれる光を当て、反射した光を読み取ることで情報を再生します。書き込み可能な光ディスクの場合には、レーザー光を使って記録面の材質を変えて、情報を書き込みます。
光ディスクには、よく知られているものとして、コンパクトディスク(略して、シーディー)、デジタルバーサタイルディスク(略して、ディーブイディー)、ブルーレイディスク(略して、ビーディー)などがあります。シーディーは、主に音楽を保存するために使われ、ディーブイディーは、映画やパソコンの資料を保存するために使われます。ビーディーは、ディーブイディーよりも多くの情報を保存できます。例えば、高画質の映画などを保存するのに適しています。
最近では、小型でたくさんの情報を保存できる、記憶用電子部品が登場したため、光ディスクを使う機会は少なくなってきました。しかし、光ディスクは、情報を長い間保存できるという特徴があるので、今でも大切な情報の保管に使われています。特に、一度情報を書き込んだら、その後は書き換えられない追記型光ディスクは、書き換えによる情報の変更を防ぐことができるので、重要な記録を残すために役立っています。