bulk mail

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セキュリティ

大量メールの問題点

大量電子郵便、いわゆる大量メールとは、不特定多数の人々に向けて無差別に送られる電子郵便のことを指します。宛先の人々は、メールを受け取ることに同意していない場合がほとんどです。そのため、迷惑メールと呼ばれることも多く、受信者の作業を妨げる大きな要因となっています。 大量メールの送り主は、様々な目的でこれらのメールを送信します。例えば、商品やサービスの宣伝や広告、会員登録を促すものなどがあります。中には、受信者を騙して個人情報を盗み取ろうとする、いわゆる詐欺メールもあります。このようなメールには、偽のウェブサイトに誘導する繋がりや、ウィルスが仕込まれたファイルが添付されている場合があり、うっかり開いてしまうと、金銭的な被害や個人情報の漏洩といった深刻な事態に繋がる可能性があります。近年は特に手口が巧妙化しており、一見しただけでは正規の電子郵便と区別がつかないケースも増えています。差出人の名前やメールアドレス、本文のデザインなどを精巧に偽装し、受信者を騙そうとします。例えば、銀行やクレジットカード会社、公共機関などを装い、緊急性の高い偽の連絡を送りつけ、個人情報やパスワードの入力を促すといった事例も報告されています。 このような大量メールによる被害を防ぐためには、心当たりのないメールは開かない、メール本文に記載されている繋がりは安易にクリックしないといった基本的な対策を徹底することが重要です。また、メールソフトやセキュリティ対策用の道具を導入し、迷惑メールを自動的に選別する機能を活用するのも有効な手段です。送信元のメールアドレスを確認する、メール本文に不自然な日本語や誤字脱字がないか確認するといった点にも注意を払い、少しでも怪しいと感じた場合は、メールを開かずに削除するようにしましょう。