保存・圧縮 高音質を実現する技術:ATRAC3
音声データは、そのままではサイズが大きいため、記録装置に保存したり、通信網を通して送ったりするには、データを小さくする技術が欠かせません。この技術を音声圧縮技術と言います。音声圧縮技術の中でも、音質を保ちつつ、データの大きさを効果的に小さくする技術が求められています。その中で、日本の電機メーカーである集電器工業が開発した音声圧縮技術の一つに、エーティーアールエーシー3と呼ばれるものがあります。エーティーアールエーシー3は、高音質を保ちながら、データの大きさを効率的に小さくすることを目指して作られました。これは、音楽を通信網で送ったり、持ち運びできる音楽再生機で使ったりする際に、限られた容量で質の高い音を楽しむために重要な技術です。これまでの音声圧縮技術では、音質が悪くなってしまうこともありました。しかし、エーティーアールエーシー3は、独自の計算方法を使うことで、高音質を保ちながら高い圧縮率を実現しています。エーティーアールエーシー3は、人間の耳には聞こえにくい音を特定し、その部分のデータ量を減らすことで、全体のデータ量を小さくしています。また、人間の耳が敏感な音の部分は、できるだけ劣化しないように工夫されています。このように、エーティーアールエーシー3は、限られた容量の中で高音質な音楽を楽しむための、重要な技術となっています。近年では、さらに高音質、高圧縮率を実現したエーティーアールエーシー3plus、エーティーアールエーシーアドバンストロスレスといった技術も開発され、様々な場面で活用されています。
