
手軽に使えるイラスト素材:クリップアート
切り抜き図とは、印刷物や画面上に手軽に貼り付けることのできる、あらかじめ用意された絵や写真、模様などの画像データのことです。ウェブサイトの飾り付けや、企画書など書類の見た目を良くしたり、プレゼンテーション資料の内容を分かりやすく伝えたり、様々な場面で活用されています。
あらかじめ用意されているため、自分で絵を描いたり、写真を撮ったりする手間が省け、手軽にデザインに彩りを加えることができます。また、多くの場合、著作権については自由に使えるものが多く、あるいは利用条件が緩やかなものが多いため、気軽に利用できる点が大きな利点です。ただし、全てが自由に使えるわけではないので、使用する際には、それぞれの切り抜き図の利用条件をよく確認することが大切です。商用利用できるものから個人での利用に限られるものまで、利用条件は様々です。
切り抜き図の種類は豊富で、単純な線で描かれた絵から、写真のように写実的な絵、あるいは抽象的な模様まで、多岐にわたります。伝えたい内容や雰囲気に合わせて、適切な切り抜き図を選ぶことで、より効果的に相手に情報を伝えることができます。例えば、子供向けの資料には可愛らしい絵柄のものを、ビジネス向けの資料には落ち着いた雰囲気の写真や図形を使うなど、目的や対象に合わせて使い分けることが重要です。
近年では、拡大縮小しても画質が落ちない形式の切り抜き図も増えてきています。これは、どんな大きさにしても綺麗に表示されるため、印刷物だけでなく、大きな画面に投影するプレゼンテーションなど、様々な場面で使いやすくなっています。従来の形式では、拡大すると画像が粗くなってしまうことがありましたが、この新しい形式ではそのような心配がなく、より高品質な表現が可能になっています。