白ロム

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白ロム:知っておくべき基礎知識

白端末とは、利用者の情報が登録されていない携帯電話や携帯情報端末のことを指します。まるで、白紙の手紙のようなものです。手紙そのものは存在しますが、宛先や差出人が書かれていないため、そのままでは送ることができません。白端末も同様に、通信に必要な情報が登録されていないため、すぐに電話や電子郵便を使うことはできません。 情報が何も書かれていない状態なので、利用開始前にまず通信事業者との契約が必要です。契約手続きの中で、自分の電話番号や利用料金の支払い方法などの情報を端末に登録します。これは、白紙の手紙に宛先や差出人を書き込むような作業です。必要な情報が書き込まれた手紙は、初めて相手に届けることができます。同様に、契約手続きが完了した白端末も、初めて電話や電子郵便などの通信機能を利用できるようになります。 白端末には、新品同様に工場出荷状態に戻されたものや、中古販売店で売られているものなどがあります。中古品の場合は、前の利用者が使っていた情報を完全に消去した状態になっています。そのため、個人情報が漏洩する心配はありません。安心して利用することができます。 白端末を購入するメリットは、通信事業者との契約を自由に選べる点です。特定の事業者に縛られることなく、自分に合った料金プランやサービス内容を選ぶことができます。また、新品の端末と比べて価格が安い場合も多いので、費用を抑えたい人にもおすすめです。 白端末を利用するには、通信事業者との契約とSIMカードと呼ばれる小さなICカードが必要です。SIMカードには電話番号や契約情報が記録されており、これを端末に挿入することで通信が可能になります。SIMカードは、通信事業者と契約することで入手できます。白端末とSIMカード、そして通信事業者との契約、この三つが揃って初めて、電話や電子郵便などの機能を自由に使うことができるようになります。
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黒ロムとは?白ロムとの違いを解説

「黒ロム」とは、使う人の情報が記録されている携帯電話や類似の機器のことを指します。これは、機器の中に小さな情報記録装置(契約者情報が記録されたSIMカードやUSIMカード)が挿入されている場合、あるいは機器本体に内蔵された記憶装置に情報が記録されている場合の両方を指します。重要なのは、利用者の情報と紐づけられていて、すぐに使える状態になっていることです。例えば、お店で新しく買った携帯電話に、自分の電話番号や契約の情報がすでに設定されていて、箱から出してすぐに電話をかけられる状態を想像してみてください。これが黒ロムの状態です。 もう少し詳しく説明すると、黒ロムでは、使う人の情報が記録されているため、電話をかけたり、データ通信を使ったりすることができます。お店で買ったばかりの新品の携帯電話はもちろん黒ロムですが、中古で購入したものでも、前の持ち主の情報がそのまま残っている場合、あるいは新しい契約情報で書き換えられている場合は黒ロムです。このように、黒ロムであるかどうかは、機器が新品か中古かではなく、使う人の情報が記録されているかどうかで決まります。 反対に、「白ロム」と呼ばれるものがあります。これは、使う人の情報が記録されていない機器のことです。例えば、中古で買った携帯電話から前の持ち主の情報が消去されている場合、その携帯電話は白ロムの状態です。白ロムは、例えるなら、まっさらな手帳のようなものです。何も書かれていないので、そのままでは使うことができません。新しく電話番号を取得して契約情報を入力する必要があります。 黒ロムと白ロムの違いは、中古の携帯電話などを売買する際に特に重要になります。自分が売りたい、あるいは買いたい機器が黒ロムか白ロムかをきちんと理解することで、トラブルを防ぐことができます。例えば、白ロムだと思って買った機器が実は黒ロムで、前の持ち主の情報が残っていた、といった問題が起こる可能性があります。ですから、中古の機器を扱う際には、黒ロムと白ロムの違いをしっかり理解しておくことが大切です。