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世界を繋ぐ技術の架け橋:米国電気電子学会

米国電気電子学会という団体があります。英語では Institute of Electrical and Electronics Engineers と言い、略してIEEE(アイトリプルイー)と呼ばれています。この学会は、世界で最も大きな技術の専門家集団です。電気や電子を使った機械の学問、計算機科学、情報通信の技術など、幅広い分野に関係する人々が集まっています。世界160以上の国から、40万人以上もの会員が参加している、とても大きな組織です。 この学会は、様々な活動をしています。例えば、技術の基準となる規格を作ったり、学問的な論文を出版したり、学会を開いて研究発表や意見交換の場を設けたりしています。これらの活動を通して、技術の進歩と普及に大きく貢献しています。 具体的には、私たちが普段使っている携帯電話やインターネット、家電製品など、多くの電気製品や通信機器が、IEEEが定めた規格に基づいて作られています。IEEEの活動がなければ、異なるメーカーの製品同士が繋がらなかったり、安全に使うことが難しかったりするでしょう。 また、IEEEは、最新の研究成果を発表する場を提供することで、技術の発展を促進しています。学会で発表された研究成果は、新しい製品やサービスの開発に繋がるだけでなく、世界中の人々の生活をより豊かにするための基盤となっています。 このように、IEEEは、現代社会になくてはならない様々な技術の土台を作り、それを支えていると言えるでしょう。私たちの生活は、IEEEの活動によって、大きく支えられているのです。
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動画や音楽を簡単検索!MPEG-7とは?

近頃、動画や音楽といった様々な音や映像の資料は、私たちの暮らしの中に溢れています。携帯電話で撮った動画、計算機に取り込んだ音楽のファイル、インターネット上で動画を配信するサービスなど、その種類も量も増える一方です。これらの資料が増えれば増えるほど、目的の音や映像の資料を見つけ出すのが難しくなるという問題も出てきています。たくさんの資料の中から探し出すのは、まるで広い海で小さな砂粒を探すようなものです。 そこで、動画や音楽を整理するための技術が登場しました。まるで図書館の本に整理番号やキーワードを付けて管理するようなものです。この技術を使うと、音や映像の資料に分かりやすい目印を付けることができるので、探し物が簡単になります。例えば、動画の内容を説明する短い言葉や、音楽のジャンル、曲名などを目印として付けられます。 この目印を付ける技術は、世界共通で使われるように決められています。これは、まるで世界中の人が同じ言葉で話せるようにするようなものです。この技術のおかげで、世界中の人が同じ方法で音や映像の資料を整理し、探し出すことができるようになります。 この技術を使えば、膨大な量の資料の中から目的の動画や音楽をすぐに見つけ出すことが可能になります。例えば、旅行の思い出の動画を探したい場合、動画に「旅行」「海」「山」といった目印を付けておけば、キーワードを入力するだけで簡単に探し出すことができます。また、好きな音楽を探したい場合、曲名や歌手名だけでなく、「楽しい」「悲しい」「元気」といった雰囲気を表す目印を付けておくことで、その時の気分に合った音楽をすぐに見つけることができます。このように、音や映像の資料を整理する技術は、私たちの生活をより便利で豊かにしてくれるでしょう。