
ルーラー:正確な配置の助け舟
画面に定規を表示させて、文章や絵を描くための道具の位置や大きさを細かく調整できるのがルーラーです。まるで机の上に置いた物差しのように、画面の上や左に表示されます。センチメートルやインチといった単位で、線が引いてあります。このルーラーを見ながら作業することで、文字や図、表などをきっちりとした場所に配置できます。
ルーラーは、設計や配置を整える作業を効率的に進めるための案内役です。例えば、文章を作る際に段落の始まりをどれくらい空けるか、あるいは絵を描く際に図の大きさを細かく指定する場合などに、ルーラーはなくてはならないものです。ルーラーがあれば、文章全体の見た目を整えたり、複数の図の大きさを揃えたりといった作業も楽になります。
ルーラーには、文字の開始位置を決めるタブや、段落の始まりを調整するインデントを設定する機能もついていることがあります。これらの機能を使えば、より高度な配置調整が可能です。例えば、文章の中で箇条書きを作ったり、表の中の文字をきれいに並べたりといった作業が簡単になります。ルーラーは、まるで画面上に設計図を広げているかのように、様々な配置作業を助けてくれます。
ルーラーは見たい時に表示させ、不要な時は隠すことができます。画面を広く使いたい時などは隠しておき、細かい調整が必要な時にだけ表示させるといった使い方ができます。また、ルーラーの表示単位も変更できる場合があり、作業内容に合わせてセンチメートルやインチなど、使いやすい単位を選ぶことができます。ルーラーは、細かい作業を支える、頼もしい助っ人と言えるでしょう。