技術基準適合認定

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規格

端末機器審査協会:情報通信機器の品質を守る

近頃、情報通信の技術は目覚ましい進歩を遂げています。電話や持ち運び電話など、様々な機器が次々と世に出ており、私たちの生活はますます便利になっています。これらの機器は、複雑につながり合って初めて役に立ちます。しかし、異なる機器同士が正しくつながり、安定して情報交換をするためには、共通のルールが必要です。 ちょうど昭和59年(1984年)のことです。様々な機器が正しく動作するように、共通の基準を定める必要性が高まっていました。そこで、電気通信事業法という法律に基づいて、財団法人 電気通信端末機器審査協会(JATE)が設立されたのです。この協会は、簡単に言うと、様々な情報通信機器が決められたルールを守っているかをチェックする役割を担っています。 具体的には、電話や持ち運び電話をはじめ、情報の通り道となる設備や、それらを検査するための機器など、多岐にわたる機器が審査対象です。JATEは、これらの機器が定められた技術基準に合致しているかを厳しく審査し、合格した機器には認定を与えます。この認定があるおかげで、私たちは安心して機器を使うことができます。もし、この協会が存在しなければ、機器同士の接続がうまくいかない、通信が途切れるといった問題が頻発し、快適な情報通信環境は実現できないでしょう。JATEは、私たちが安心して情報通信機器を利用できる環境を支える重要な役割を担っているのです。