
クリック操作:基本と応用
計算機につながっている「指示器」を、机の上で動かすことで、画面の中の矢印も一緒に動きます。この矢印を「画面指示子」と呼びます。画面指示子を動かして、選びたい場所へ持っていき、「指示器」のボタンを素早く押して離す動作のことを「クリック」と言います。「クリック」は計算機への命令の始まりを意味し、様々な指示を出すために使われます。
「指示器」には、多くの場合、いくつかのボタンが付いていますが、「クリック」と言う場合は、何も言わなくても、一番左にある、よく使うボタンを押すことを指します。この動作で、画面の中のものを選んだり、計算機の仕事を始めさせたり、色々な操作をすることができます。例えば、文字を書くための道具で文章を作るとき、画面指示子を選びたい文字の場所へ移動させ、「クリック」すると、その場所から文字を入力できるようになります。また、絵で表された小さな印「絵文字」を「クリック」することで、対応する仕事道具を動かしたり、しまっておいたものを見たりすることもできます。
「重ね押し」という操作もあります。「重ね押し」は「クリック」と同じように画面指示子を使いますが、ボタンを二回続けて素早く押して離します。これは「クリック」とは違う意味を持つ操作で、例えば文字の上で「重ね押し」すると、その文字が全部選ばれるといったように、計算機に別の指示を送ることができます。
「クリック」は計算機を使う上で、最も基本的な操作の一つです。色々な場面で「クリック」操作は使われているため、「クリック」に慣れることは、計算機を上手に使うためにとても大切です。計算機を使う上で、「クリック」は、まるで言葉を発するように、自分の意思を計算機に伝えるための第一歩と言えるでしょう。