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ハードウエア

今更聞けない!デジタルカメラの世界

写真機には大きく分けて二種類あります。昔ながらの、印画紙を使う写真機と、電気を使って像を記録する写真機です。ここで説明するのは後者の、電気を使う写真機、つまりは数字写真機についてです。数字写真機は、光を電気信号に変える部品を使って、被写体の像を捉えます。この部品は、いわば数字写真機の眼のようなもので、より高性能な部品ほど、より鮮明な像を捉えることができます。捉えられた像は、数字のデータに変換され、記憶装置に保存されます。この記憶装置は、数字写真機に差し込む小さな板のような形で、たくさんの写真を保存できます。 数字写真機で撮影した写真は、印画紙を使う写真機のように現像する必要がありません。撮影した写真はすぐに確認でき、気に入らなければその場で消すこともできます。また、パソコンに取り込んで加工したり、印刷したり、仲間と共有したりすることも容易です。近年では、携帯電話にも写真機の機能が備わっていますが、数字写真機は、より高性能な部品や、様々な撮影状況に対応できる交換式のレンズなどを搭載しているため、携帯電話のカメラでは捉えきれない、より美しい写真や動画を撮影することができます。背景をぼかしたり、動きのある被写体をくっきりと写したり、暗い場所でも明るく撮影したりと、様々な工夫を凝らした写真表現を楽しむことができます。そのため、趣味で本格的に写真を撮影する人にとって、数字写真機は今なおなくてはならない道具となっています。