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携帯アプリの世界、EZアプリを懐かしむ

かつて、持ち運びのできる電話で、遊びや便利な機能が使えた時代がありました。今のように多様なことができる電話機、いわゆるスマートフォンが登場するよりもずっと前、折りたたみ式の携帯電話が主流だった時代に、独自の文化を築き上げていたものがあります。それが、今回ご紹介する携帯電話向けアプリサービスです。 このアプリサービスは、ある通信事業者が提供する携帯電話専用のサービスで、簡単な遊びから、電車の時刻表や辞書のような便利な道具まで、様々な種類がありました。今でこそ、携帯電話で何でもできるのが当たり前になっていますが、当時はとても画期的なサービスでした。画面も小さく、使える機能も限られている中で、工夫を凝らしたアプリがたくさん作られました。 アプリの種類も豊富で、大きく分けて三つの種類がありました。待ち受け画面を飾るものや、ちょっとしたゲームで遊べるもの、そして実用的な道具として使えるものです。特に、待ち受け画面を飾るものは、自分の個性を表現する方法として人気がありました。好きなキャラクターや風景を設定したり、自分で作った画像を使うこともできました。 ゲームも、限られた機能の中で様々な工夫が凝らされていました。簡単なパズルゲームや、アクションゲーム、さらにはロールプレイングゲームまで、様々なジャンルのゲームが提供されていました。 実用的な道具としては、時刻表や路線図、辞書、翻訳など、日常生活で役立つものが多くありました。これらのアプリのおかげで、携帯電話は単なる連絡手段ではなく、生活に欠かせない相棒のような存在になっていきました。 今回は、この画期的なアプリサービスについて、その概要や種類、そして当時の思い出を振り返りながら、詳しくご紹介していきます。
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懐かしのiアプリ:携帯電話時代の先駆け

西暦2001年、街ゆく人々の手には、折りたたみ式の携帯電話が握りしめられていました。通話やメールといった基本的な機能を使うのが主流だった時代、まだ画面は小さく、色鮮やかさとは程遠いものでした。そんな中、携帯電話の可能性を大きく広げるサービスが登場しました。それが、エヌ・ティ・ティ・ドコモが提供を始めた「アイアプリ」です。 アイアプリの登場は、まさに画期的と言える出来事でした。これまで、携帯電話は主に連絡を取るための道具という認識でしたが、アイアプリによって、携帯電話で様々な楽しみ方ができるようになったのです。ゲームで遊ぶ、便利な道具を使う、情報を調べるといった、パソコンで行っていた様々なことが、小さな携帯電話の画面で実現できるようになりました。 アイアプリの魅力は、その手軽さにありました。パソコンと異なり、携帯電話は常に持ち歩くものです。そのため、いつでもどこでも好きな時にアイアプリを利用できたのです。電車での移動中や休憩時間など、ちょっとした空き時間を利用して、ゲームを楽しんだり、ニュースを読んだりすることが可能になりました。これは、人々の生活に大きな変化をもたらしました。 アイアプリの登場以前は、インターネットを利用するためにはパソコンが必要でした。しかし、アイアプリによって、携帯電話から気軽にインターネットに接続し、様々な情報を入手できるようになりました。これは、携帯電話が単なる通信機器から、情報端末へと進化する大きな転換点となりました。そして、アイアプリは、後のスマートフォン時代の到来を予感させる、重要な一歩となったのです。