マイミクシィ

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つながる楽しさ:ミクシィの軌跡

二〇〇四年、今より約二十年前に『人同士の結びつき』を意味する『ミクシィ』という新しい交流の場が生まれました。当時は、インターネットを通じて人と人が繋がることはまだ珍しく、限られた人だけが楽しんでいました。そこに登場したミクシィは、人と人との繋がり方に大きな変化をもたらしました。ミクシィの特徴の一つは、本名での登録を基本としていたことです。匿名でのやり取りが主流だったインターネットの世界で、実名を使うことで、より信頼できる関係を築くことができるようになりました。まるで、学校の友達や職場の仲間のように、インターネットを通じて新しい人間関係を広げられる場所として、ミクシィは急速に利用者を増やしていきました。 さらに、ミクシィは携帯電話からも利用できました。パソコンがなくても、いつでもどこでも気軽に利用できたことが、多くの人々に受け入れられました。当時はまだスマートフォンが普及しておらず、携帯電話でインターネットを利用する文化も発展途上でしたが、ミクシィは手軽に人々と繋がれるツールとして人気を集めました。電車での移動中や休憩時間など、ちょっとした空き時間にも気軽に友達と連絡を取り合ったり、日記を書いたり、近況を共有したりすることができました。 このように、ミクシィは、インターネットを通じて人と人が繋がる新しい時代を切り開きました。実名登録による信頼性の高い繋がりと、携帯電話からの手軽なアクセスという二つの大きな特徴によって、ミクシィは多くの利用者を集め、社会現象となるほどの大きな影響を与えました。人々のコミュニケーションのあり方が大きく変わった瞬間であり、今の様々な交流の場の礎を築いたと言えるでしょう。