ポインタ

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ハードウエア

画面を指し示す矢印:マウスポインター

皆様は計算機を使う時、画面上を自由に動く小さな矢印をよく見かけると思います。これは、画面上で何を選ぶか、どの場所に指図を出すかを示す重要なものです。一般的には「ねずみ指示子」と呼ばれていますが、正式には「ねずみ標」と言います。呼び方は違えど、どちらも同じものを指します。 この小さな矢印、つまりねずみ指示子は、計算機の操作を助けるための大事な役割を担っています。もし、このねずみ指示子がなかったら、一体どうなるでしょうか。画面上にあるたくさんの絵や文字の中から、目的のものを選ぶのは至難の業となるでしょう。まるで、目隠しをされて、たくさんの物の中から特定のものを探し出すようなものです。 ねずみ指示子は、画面上の位置を正確に示すことで、計算機への指示を明確にします。例えば、文字を書きたい場所にねずみ指示子を移動させて、書き始めることができます。絵を描きたい時も同じです。ねずみ指示子を動かして、思い通りの場所に線を引いたり、色を塗ったりすることができます。また、書類を開きたい時や、計算機の設定を変えたい時にも、ねずみ指示子を使って目的の場所を選びます。 このように、ねずみ指示子は計算機を扱う上で、なくてはならない存在です。小さな矢印ですが、その役割は非常に大きく、私たちの計算機操作を円滑に進めるために欠かせないものとなっています。もし、ねずみ指示子の動きが遅かったり、消えてしまったりしたら、計算機の操作に大きな支障が出ます。普段何気なく使っているものですが、改めてその重要性を認識してみると、計算機をより深く理解することに繋がるでしょう。
ハードウエア

マウスカーソル:画面上の小さな案内人

机の上にある、平べったい箱のような形をした装置、それがマウスです。そのマウスには、小さな球や光る部分がついています。机の上でマウスを滑らせると、その動きに合わせて、画面上にある小さな矢印が動きます。これがマウスカーソルです。まるで小さな旗を振って先導してくれる案内人のように、画面上の色々な場所を指し示してくれます。 この小さな矢印は、ただ画面上を動くだけではありません。画面上に表示されている文字、絵、写真、動画、様々なものを選ぶために使います。例えば、文章を書きたい時、文字を入力したい場所にカーソルを移動させ、マウスのボタンをクリックします。すると、その場所に文字を入力できるようになります。まるで、これから文字を書く場所を指で示しているかのようです。 また、絵を描いたり、写真を選んだり、動画を再生したりする時にも、このカーソルが活躍します。カーソルを動かして目的のものに重ね、マウスのボタンをクリックすることで、その操作を実行できます。カーソルは、私たちの意思をコンピューターに伝えるための重要な橋渡し役なのです。 カーソルの形は、状況によって変化することがあります。普段は矢印の形をしていますが、文字を入力できる場所では、縦棒の形に変わることがあります。また、インターネットを見ている時、リンクが貼られている部分にカーソルを重ねると、手の形に変化することもあります。これらの変化は、今どのような操作ができるのかを教えてくれる目印となっています。 このように、画面上の小さな矢印、マウスカーソルは、コンピューターを操作する上で欠かせない存在です。小さな矢印のおかげで、私たちはコンピューターを自在に操り、様々な作業を行うことができるのです。
開発

様々な場面で活躍するハンドル

取っ手という意味を持つハンドルは、情報の世界では、様々な対象を識別するための番号や記号のことを指します。まるで、倉庫に保管されたたくさんの荷物のそれぞれに付けられた荷札のように、各対象に固有のハンドルが割り当てられます。 例えば、文章や画像などが入ったファイルを扱う場合を考えてみましょう。利用者はファイルの名前を指定して開いたり保存したりしますが、計算機の中身では、ファイル名ではなく、ファイルに割り当てられたハンドルを使って処理が行われます。これは、複数の処理が同時に同じファイルにアクセスするような場合でも、データの矛盾を防ぎ、正しく読み書きを行うために必要な仕組みです。 ハンドルは、計算機の中だけで使われる識別子なので、利用者が直接目にする機会はほとんどありません。しかし、ハンドルは情報処理の舞台裏で、様々な場面で活躍しています。データベースの中から特定の情報を引き出す時や、複数の計算機がネットワークを通じて情報をやり取りする時など、様々な場面でハンドルが利用されています。 インターネット上で活動する際に利用する名前であるハンドルネームも、このハンドルの考え方がもとになっています。ハンドルネームは、本名を明かさずに活動することを可能にしつつ、誰と誰がやり取りをしているのかを識別できるようにするための重要な役割を担っています。このように、ハンドルは、情報システムの円滑な運用を支える、なくてはならない存在なのです。