
画面を指し示す矢印:マウスポインター
皆様は計算機を使う時、画面上を自由に動く小さな矢印をよく見かけると思います。これは、画面上で何を選ぶか、どの場所に指図を出すかを示す重要なものです。一般的には「ねずみ指示子」と呼ばれていますが、正式には「ねずみ標」と言います。呼び方は違えど、どちらも同じものを指します。
この小さな矢印、つまりねずみ指示子は、計算機の操作を助けるための大事な役割を担っています。もし、このねずみ指示子がなかったら、一体どうなるでしょうか。画面上にあるたくさんの絵や文字の中から、目的のものを選ぶのは至難の業となるでしょう。まるで、目隠しをされて、たくさんの物の中から特定のものを探し出すようなものです。
ねずみ指示子は、画面上の位置を正確に示すことで、計算機への指示を明確にします。例えば、文字を書きたい場所にねずみ指示子を移動させて、書き始めることができます。絵を描きたい時も同じです。ねずみ指示子を動かして、思い通りの場所に線を引いたり、色を塗ったりすることができます。また、書類を開きたい時や、計算機の設定を変えたい時にも、ねずみ指示子を使って目的の場所を選びます。
このように、ねずみ指示子は計算機を扱う上で、なくてはならない存在です。小さな矢印ですが、その役割は非常に大きく、私たちの計算機操作を円滑に進めるために欠かせないものとなっています。もし、ねずみ指示子の動きが遅かったり、消えてしまったりしたら、計算機の操作に大きな支障が出ます。普段何気なく使っているものですが、改めてその重要性を認識してみると、計算機をより深く理解することに繋がるでしょう。