
見えないコピー:BCCの使い方
ひそかに情報を送る方法として、「秘密の送信」という機能があります。これは、複数の相手に同じ内容の手紙を送りたい時に、それぞれの相手がお互いの連絡先を知らないようにできる仕組みです。
普段、手紙を送る際には、封筒の表面に送り先の住所を書きます。電子手紙の場合も同様に、「宛先」という場所に相手の連絡先を書きます。もし、同じ内容の手紙を複数の人に送る際に、全員の連絡先をこの「宛先」に書いてしまうと、手紙を受け取った人たちは、他の誰にも同じ手紙が送られていることを知ってしまいます。これは、場合によっては相手に知られたくない情報を知られてしまう可能性があり、好ましくありません。
このような場合に役立つのが、「秘密の送信」機能です。「秘密の送信」を使うと、宛先には自分の連絡先だけを書き、他の全員の連絡先は「秘密の送信」という場所に書きます。そうすることで、手紙を受け取った人たちは、自分の連絡先以外の手紙の送り先を知ることはできません。
これは、大勢の人たちに一斉に連絡をする際に、あるいは、受け取る人同士が知り合いではない場合に特に便利です。例えば、会員制の集まりで、参加者全員に連絡をしたいが、参加者同士の連絡先は教えたくない、といった状況です。このような時に、「秘密の送信」を使うことで、それぞれの連絡先を隠しながら、スムーズに連絡をすることができます。
このように、「秘密の送信」は、連絡を取り合う際に、個人の情報を守るための大切な機能と言えるでしょう。受け取る人の立場に立って、状況に応じてこの機能を使い分けることで、より安全で安心な情報伝達を実現できます。