
エクスプローラーを使いこなそう
「探検者」を意味する名前の通り、エクスプローラーは、コンピューターの中身を探索するための案内役です。これは、窓飾りで知られる基本ソフトに最初から備わっている、ファイル整理の道具です。コンピューターの中の記録や入れ物、つまりファイルやフォルダを、きちんと整えたり、動かしたりするために、なくてはならないものです。
エクスプローラーを立ち上げると、画面が左右に分かれて表示されます。左側は、コンピューターにつながっている装置やフォルダが、木の枝のように広がった形で示されます。このように表示することで、全体の構成がすぐに分かります。まるで地図帳の索引を見ているように、目的の場所へスムーズにたどり着けるのです。
右側は、左で選んだフォルダの中身、つまりファイルや、そのフォルダの中にある更に小さなフォルダが表示されます。左で大きな分類を選び、右でその詳細を見る、という仕組みです。例えば、左で「書類」というフォルダを選ぶと、右側に「報告書」「企画書」といったファイルが表示される、といった具合です。
エクスプローラーは、単に見せるだけの道具ではありません。ファイルやフォルダを新しく作ったり、不要なものを消したり、名前を変えたり、複製したり、別の場所に送ったり、といった作業もできます。さらに、他の様々な用途の道具、つまり応用道具を動かすこともできます。まさに、基本ソフトにおける記録管理の中心と言えるでしょう。エクスプローラーを使いこなすことは、コンピューターを自在に操るための第一歩と言えるでしょう。