ハードウエア 写真フィルムを読み取る装置
写真には、印画紙に焼き付けたものと、薄いプラスチックの膜に焼き付けたものがあります。後者は一般的に「フィルム」と呼ばれ、光を通す性質を持っています。このフィルムに焼き付けられた画像を読み取るには、紙に印刷された画像を読み取る方法とは異なる工夫が必要です。紙に印刷された絵や文字を読み取る場合は、読み取りたい場所に光を当て、その反射光を読み取ります。しかし、フィルムの場合、光を当ててもそのまま通り抜けてしまい、画像を読み取ることができません。そこで登場するのが「透過原稿ユニット」です。これは、フィルムの裏側から光を当てることで、フィルムに焼き付けられた画像を読み取ることができる装置です。フィルムの裏側から光を当てると、フィルムの絵や文字が描かれていない部分は光をよく通します。一方、絵や文字が描かれている部分は光を通しにくくなります。つまり、フィルムを透過した光は、フィルムに焼き付けられた画像によって明るさが変わってくるのです。透過原稿ユニットはこの光の明るさの変化をセンサーで読み取り、電気信号に変換します。そして、この電気信号をコンピュータで処理することで、フィルムに記録された画像を、画面に表示したり、保存したりできるようになるのです。このように、光を通す性質を持つフィルムの画像を読み取るには、光を透過させてその明るさの変化を読み取るという特別な方法が必要です。まるで病院で使われるレントゲン写真のように、光を透過させることで、フィルムの中に記録された細かい情報まで読み取ることができるのです。
