ハードウエア 持ち歩くコンピュータ：携帯型パソコンの世界
携帯型パソコンとは、持ち運びできる大きさと軽さを重視して作られた小型の計算機のことです。机の上に置いて使う据え置き型と違って、内蔵電池のおかげで電源がない場所でも使えます。折り畳みできる形のおかげで、文字入力装置、指示装置、画面表示装置などが一つにまとまり、手軽に持ち運べます。
新幹線や飛行機での移動中、喫茶店や図書館など、場所を選ばずに仕事ができるのは大きな利点です。また、家でも場所を取らず、好きな場所で使えるので、狭い部屋でも快適に仕事ができます。畳むと小型になり、鞄に入れて持ち運べるので、いつでもどこでも計算機が使えるようになりました。
この携帯性こそが、据え置き型にはない最大の特長です。出先で急に資料を作成したり、情報を調べたりする必要がある時、携帯型パソコンがあればすぐに対応できます。また、無線通信機能を備えた機種であれば、場所を選ばずに情報通信網に接続し、必要な情報にアクセスできます。
近年では、処理能力も向上し、据え置き型と変わらない性能を持つ機種も増えてきました。以前は、持ち運びやすさを優先するあまり、性能面で劣る部分もありましたが、技術の進歩により、小型化と高性能化が両立できるようになりました。動画編集や高度な画像処理など、負荷の高い作業にも対応できる機種が登場し、活躍の場を広げています。携帯性と機能性を兼ね備えた携帯型パソコンは、現代社会で欠かせない情報機器と言えるでしょう。