
インターネットの住所:IPアドレス
世界規模の網の目のような繋がり、それがインターネットです。世界中のたくさんの計算機が互いに繋がっていて、膨大な量の情報をやり取りしています。では、どのようにしてそれぞれの計算機が情報を正しく受け渡ししているのでしょうか?それは、一人ひとりに異なる住所があるように、それぞれの計算機にも固有の住所が割り当てられているからです。この住所のことを「識別住所」と言います。まるで手紙を送る際に宛先の住所が必要なように、インターネット上で情報を送受信する際にも、この識別住所が必要です。もし、この識別住所がなければ、情報は正しい相手に届きません。迷子になってしまうのです。
この識別住所は、数字の組み合わせでできています。例えば、「192.168.1.1」のようなものです。少し複雑に見えるかもしれませんが、この数字の並びがそれぞれの計算機を特定するための大切な鍵となっています。インターネット上では、この識別住所を基盤として、様々な種類の情報が世界中に届けられています。文字だけでなく、画像や音声、動画などもこの仕組みを使って送受信されています。
インターネットは、この識別住所のおかげで、世界中の人々を繋ぐ大きな役割を果たしています。遠く離れた人と手紙や電話でやり取りしていた時代とは異なり、今では瞬時にメッセージを送ったり、ビデオ通話で顔を見ながら話したりすることができます。また、世界中の様々な情報を簡単に集めることもできます。新聞やテレビだけでなく、インターネットを通じて世界各地で起こっている出来事や様々な分野の知識を学ぶことができるようになりました。この巨大な情報の海を航海するために、識別住所はなくてはならない羅針盤のような役割を果たしているのです。まさに、インターネットの住所と言えるでしょう。