
インターネットの要、JPNICとは?
日本の情報通信網を支える要となる団体、社団法人日本ネットワーク情報センター(略称JPNIC)の活動内容を見ていきましょう。JPNICは、誰もが情報通信網を快適に使える環境作りを一番の目標として掲げています。そのため、情報通信網の仕組みや使い方、最新の技術動向などを深く調べたり、研究したりすることに力を入れています。さらに、得られた知見や技術を広く一般に伝える活動も積極的に行っています。
JPNICの活動は大きく分けて三つの柱があります。一つ目は、情報通信網を円滑に動かすための環境整備です。情報通信網上で機器を識別するための番号であるIPアドレスは、まるで住所のような役割を果たします。JPNICは国内で唯一、このIPアドレスを割り当てる権限を持つ機関として、情報通信網の安定運用に欠かせない役割を担っています。二つ目は、情報通信網に関する調査研究の推進です。常に変化し続ける情報通信網技術に対応するため、JPNICは最先端技術の調査や研究に力を注いでいます。得られた成果は報告書や資料としてまとめられ、広く公開することで情報通信網技術の発展に貢献しています。三つ目は、情報通信網の知識や活用方法の普及啓発です。情報通信網を安全かつ効果的に使うための知識や技術を、広く一般の人々に伝えることもJPNICの重要な役割です。セミナーや講習会などを定期的に開催し、情報通信網の正しい使い方や最新技術の情報を提供しています。
JPNICは、これらの活動を通して、日本の情報通信網の発展に大きく寄与しています。情報通信網が社会基盤としてなくてはならないものとなった現代において、JPNICの役割は今後ますます重要になっていくでしょう。