
フッター:文書の足跡
書類や冊子、印刷物などの各ページの下部に表示される情報部分をフッターといいます。これはまるで足跡のように、各ページに同じ内容が繰り返し表示されるため、読んでいる人が現在のページの位置や資料全体の構成をすぐに理解する助けとなります。
フッターに表示される情報として最もよく見られるのはページ番号です。何ページある資料の何ページ目を読んでいるのかが一目でわかるため、資料を読む際の目安となります。ページ番号以外にも、資料の題名、章の題名、日付、作った人の名前、著作権に関する表示など、様々な情報を載せることができます。これらの情報をフッターに表示することで、どの資料を読んでいるのか、資料のどの部分を今読んでいるのか、資料は誰がいつ作ったのかといった情報を読んでいる人がすぐに確認できるようになります。
フッターは、ヘッダーと呼ばれる部分と対になる存在です。ヘッダーは各ページの上部に表示される情報部分で、フッターが資料の足元にあるのに対し、ヘッダーは資料の頭にあたります。ヘッダーにもフッターと同じように、題名や章の題名、ページ番号などの様々な情報を表示することができます。ヘッダーとフッターを上手に使うことで、資料全体の見た目が整理され、読みやすさが向上します。例えば、ページ番号がフッターに表示されていれば、資料を印刷して順番がバラバラになってしまった場合でも、簡単に元の順番に戻すことができます。また、資料の題名がヘッダーに表示されていれば、複数の資料を同時に開いている場合でも、どの資料を見ているのかがすぐにわかります。このように、ヘッダーとフッターは、資料を読む人にとって、とても役に立つ存在なのです。