デジタイザ

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ハードウエア

絵を描く喜びを進化させる板:ペンタブ

板状の入力装置、通称「ペンタブ」正式名称「ペンタブレット」は、絵や文字を計算機に入力するための板状の道具です。専用の筆を用いて板の表面をなぞると、その動きが画面上の矢印に反映されます。まるで紙に筆で描いているような感覚で、計算機の中に自分の表現を生み出すことができます。 従来の鼠と比べて、より直感的に、そして繊細な操作ができることが大きな特徴です。そのため、絵を描く作業や写真の修正といった分野で広く使われています。絵を描く人にとっては、まるで本物の筆や鉛筆を使っているかのような感覚で、線の太さや濃淡を自由に操ることができます。写真の修正作業においても、細かい部分の修正や色の調整などを、鼠よりも正確に行うことができます。 ペンタブの活躍の場は、絵を描く作業や写真の修正だけにとどまりません。例えば、図案を作る作業や文字を手で書く入力など、様々な場面で役立ちます。図案を作る際には、曲線や複雑な形を滑らかに描くことができ、より洗練された表現を可能にします。また、手で書いた文字を計算機に入力する際にも、ペンタブは力を発揮します。文字の大きさや形を自由に調整できるため、個性的な表現が可能です。 さらに、会議や発表の場でもペンタブは便利な道具となります。画面に直接書き込みながら説明することで、聞き手に内容を分かりやすく伝えることができます。また、重要な箇所に印をつけたり、図形を描いたりすることで、説明に説得力を加えることができます。このように、ペンタブは様々な分野で活用され、私たちの表現活動や仕事に役立っています。手軽に持ち運べる機種も増えており、場所を選ばずに使うことができる点も魅力です。
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位置入力装置:デジタイザ

位置を取り込む装置は、計算機に場所の情報を伝えるための道具です。専用の筆記具や、鼠の形をした装置を、感知機を内蔵した板の上で動かすことで、その場所を計算機に知らせます。この仕組みは、紙と鉛筆のように、直接手で操作できるので、絵を描く作業などに最適です。感知機は、筆記具の先端の動きを細かく捉え、画面上の矢印と連動させることで、正確な入力作業を可能にします。 筆記具型の入力装置は、尖った筆記具とも呼ばれ、筆の圧力を感知する機能を持つものもあります。筆圧感知機能によって、線の太さを変えたり、色の濃さを変えたりすることができ、より高度な表現ができます。例えば、絵を描く際に、筆圧を強くすると線が太くなり、筆圧を弱くすると線が細くなります。また、筆圧に応じて色の濃淡も変化させることができます。これにより、まるで本物の鉛筆や筆で描いているかのような、自然で繊細な表現が可能になります。 位置を取り込む装置は、その高い正確さと、直感的に操作できることから、様々な分野で使われています。設計図を描く、写真の加工をする、文字を書くなど、様々な用途に活用されています。特に、細かい作業や正確さが求められる作業においては、その性能が最大限に発揮されます。また、近年では、タブレット端末やスマートフォンなどにも、この技術が応用されており、より身近な存在となっています。これにより、誰でも手軽に、正確な位置入力を行うことができるようになりました。今後も、更なる技術の進歩により、より便利で使いやすい入力装置が登場することが期待されています。
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絵を描く板:グラフィックタブレット入門

板状の入力装置であるグラフィックタブレットについて説明します。グラフィックタブレットは、平らな板の形をした入力装置で、専用のペンを使って、絵や文字を書くことができます。パソコンに接続して使い、画面に直接描くのではなく、タブレット上でペンを動かすことで操作を行います。まるで紙と鉛筆を使うように、直感的に絵を描くことができるため、写真やイラストを描くための道具として、多くの画家やイラストレーターに愛用されています。また、手書き文字をパソコンに入力するためのツールとしても活用されています。 板状の入力面を持つことから、スマートフォンや携帯情報端末のようなタブレット型端末と混同されることもありますが、グラフィックタブレット単体では画面表示機能を持たないため、パソコンに接続して使用することが必須となります。パソコンの画面を見ながら、グラフィックタブレット上でペンを動かし、線の太さや色の濃淡を調整しながら、絵を描いたり、文字を書いたりすることができます。 近年では、液晶画面を搭載した液タブと呼ばれる製品も登場し、人気を集めています。液タブは、グラフィックタブレットと液晶ディスプレイが一体化しており、タブレット上で直接描いている内容を確認しながら作業を進めることができます。まるで紙にペンで描いているような感覚で、絵を描くことができます。従来のグラフィックタブレットに比べ、より直感的に操作できることが大きな特徴です。液タブが登場したことで、デジタルアート制作の敷居が低くなり、多くの人が手軽に絵を描くことができるようになりました。 このように、グラフィックタブレットは、絵を描くための道具としてはもちろんのこと、手書き文字入力など、様々な用途で活用されています。技術の進歩により、より高性能、高機能な製品が登場しており、今後もますます発展していくことが期待されます。