
通信を支える縁の下の力持ち:TA
今や誰もが使うようになった情報網、なくてはならないものになりましたね。家にある計算機や持ち歩く電話、板のような計算機など、いろいろな機械を使ってたくさんの情報をやり取りしています。これらの機械が情報網につながるためには、いろいろな技術が支えています。今回は、普段あまり目にすることはないけれど、情報網を支える重要な機械「終端接続装置」について詳しくお話します。
終端接続装置は、電話線や光ファイバーなど、家まで引かれている回線と、家の中の機械をつなぐ装置です。情報網につなぐための信号に変換する役割を担っています。簡単に言うと、家の外から来る信号と、家の中の機械が使う信号を通訳するようなものです。例えば、光ファイバーを使って情報網につないでいる場合、光ファイバーを直接計算機に差し込むことはできません。終端接続装置が光信号を電気信号に変換することで、計算機が理解できる信号に変えているのです。
また、終端接続装置には、複数の機械を同時に情報網につなぐ機能もあります。一家に一台だった計算機も、今では一人一台、あるいはそれ以上の時代です。電話や板のような計算機、ゲーム機など、情報網に繋ぎたい機器は増える一方です。終端接続装置はこれらの機器を同時に情報網に接続できるようにし、それぞれの機器がスムーズに通信できるように調整する役割も担っています。さらに、終端接続装置には、不正なアクセスから家の中の情報網を守る機能も備わっているものもあります。
このように、終端接続装置は普段は意識されることは少ないかもしれませんが、情報網を快適に利用するために欠かせない重要な役割を担っているのです。縁の下の力持ちとして、私たちの通信を支えてくれていることを覚えておきましょう。