タブキー

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ハードウエア

タブキーを使いこなそう!

文字を打ち込む際に使う道具、キーボード。たくさんのキーが並んでいますが、その中で「Tab」と書かれたキー、タブキーは、小さいながらも様々な場面で役立つ力持ちです。一見すると何をするキーなのか分かりづらいかもしれませんが、実は色々な役割を担っています。 まず、文章を書いている時、タブキーを押すと、カーソルが一定の幅で右へ移動します。これは字下げと呼ばれ、文章を読みやすくしたり、箇条書きを作る際に役立ちます。例えば、段落の始まりを少し右にずらすことで、どこから新しい段落が始まっているのかが分かりやすくなります。また、番号なしの箇条書きを作る際にも、各項目をタブキーで字下げすることで、整理された見やすいリストを作成できます。 次に、表計算ソフトやウェブサイトの入力欄など、複数の入力場所がある場合、タブキーを押すことで次の入力場所へカーソルを移動できます。例えば、氏名、住所、電話番号など、複数の情報を入力する必要がある場合、一つ入力するごとにマウスで次の入力場所をクリックするよりも、タブキーを使って順番に移動する方がずっと速く入力できます。 さらに、パソコンで複数の作業画面を開いている時、タブキーを押すと、作業画面が切り替わります。マウスを使わずに、キーボードだけで操作できるので、作業効率が上がります。まるで舞台の照明のように、今どの作業画面が active かをタブキーで切り替えられます。 このように、タブキーは小さなキーでありながら、文章作成、データ入力、画面切り替えなど、様々な場面で活躍する万能選手です。一つ一つの動作は小さくても、積み重なれば大きな時間の節約になります。タブキーをうまく使いこなすことで、日々のパソコン操作をより速く、より快適にできるでしょう。