開発 指示情報:パラメーターの役割
計算機に仕事をさせるための手順書を、計算機向けのことばで書いたものを、計算機計画といいます。この計画は、あらかじめ決められた手順に従って、決められた仕事を実行します。しかし、いつも全く同じ手順で同じ仕事をするだけでは、様々な状況に対応できません。そこで、計画の実行方法を、外から調整できるようにする仕組みが必要になります。これが、指示情報です。指示情報は、計算機計画の外から与えられる情報で、計画の動き方を細かく調整する役割を担います。例えば、足し算をする計算機計画があるとします。この計画に、3と5という二つの数字を指示情報として与えると、計画は3と5を足して8という答えを出します。次に、7と2という指示情報を与えると、今度は7と2を足して9という答えを出します。このように、指示情報を変えることで、同じ計画でも異なる結果を得ることが可能になります。指示情報は、計算の種類だけでなく、様々な場面で使われます。例えば、画面に文字を表示する計画では、表示する文字列自体が指示情報になります。「こんにちは」という指示情報を与えれば「こんにちは」と表示され、「さようなら」という指示情報を与えれば「さようなら」と表示されます。また、音を鳴らす計画では、音の高低や長さ、音色などを指示情報として与えることで、様々な音を出すことができます。指示情報のおかげで、一つの計算機計画を様々な目的で利用できるようになります。あらかじめすべての状況を想定して計画を作るのは大変ですが、指示情報を使うことで、状況に応じて計画の動きを調整できるため、計画をより柔軟に、そして効率的に利用することができるのです。つまり、指示情報は、計算機計画の汎用性を高めるための、なくてはならないものと言えるでしょう。
