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MIDI:電子楽器を操る魔法の言葉

異なる会社の電子楽器を繋いで、お互いに操れるようにするための言葉遣いがあります。それがMIDIと呼ばれるものです。これは、世界共通語のように、様々な電子楽器の間で情報をやり取りできるようにしてくれます。例えば、ある鍵盤楽器で別の音色を出す機械の音を鳴らしたり、自動演奏の太鼓を合わせて演奏したりすることが、MIDIによってできるようになります。電子楽器の世界では、まさに欠かせないものと言えるでしょう。MIDIがある前は、異なる会社の機器を繋ぐのはとても大変でした。線が合わないだけでなく、それぞれの会社が独自の言葉で命令を出していたので、会話をさせるのが難しかったのです。まるで異なる言葉を話す人同士が意思疎通を図れないのと同じ状況でした。しかし、MIDIが出てきたことで、電子楽器の世界は大きく変わりました。MIDIは、どの会社で作られた機器でも理解できる共通語なので、異なる会社の機器を繋いでも、互いに命令を伝え合えるようになったのです。これにより、様々な機器を組み合わせ、もっと複雑で豊かな音楽表現ができるようになりました。例えば、鍵盤楽器でドラムの音を鳴らしたり、管楽器の音を出す機械をギターで操ったり、といったことが可能になったのです。また、演奏情報を記録して、後で全く同じように再現することもできるようになりました。これは、音楽を作る人の可能性を大きく広げる画期的な出来事でした。MIDIは、電子楽器だけでなく、照明や舞台装置の制御にも使われるなど、活躍の場を広げています。これからも音楽や舞台芸術の発展に貢献していくことでしょう。