
コマンド:コンピューターへの指示
計算機を使うとき、画面にある絵や図形を押し選ぶ以外に、文字を使って指図する方法があります。これを「命令」と呼びます。命令は、計算機に対する指示を文字で表したもので、キーボードから打ち込むことで、様々な作業を実行できます。
命令は、主に文字だけで操作する画面、つまり図形を使わない画面で使われます。この画面は、文字だけで情報を表示し、命令を受け付けます。図形や絵を使った画面に比べて、一見すると使いにくそうですが、命令を使うことで、複雑な作業や繰り返し行う作業を能率的にこなすことができます。
例えば、たくさんの書類の中から特定の言葉を含む書類を見つけ出す作業を想像してみてください。図形を使った画面では、一つ一つ書類を開いて確認していく必要があるかもしれません。しかし、命令を使えば、一度の指示で、必要な書類を全て探し出すことができます。
また、命令を組み合わせることで、一連の作業を自動化することも可能です。例えば、毎日決まった時刻に特定の書類を印刷する作業を自動化したい場合、命令を記述した小さなプログラムを作成することで、計算機に自動的に作業を行わせることができます。
このように、命令は計算機をより効果的に使うための強力な道具です。一見すると難しそうに思えるかもしれませんが、基本的な命令を覚えることで、計算機の操作が格段に楽になり、作業効率も大きく向上します。今後、様々な命令を学び、使いこなせるようになると、計算機の可能性を最大限に引き出すことができるでしょう。