
API:ソフトウェア連携の要
異なる機械仕掛け同士が互いの働きを貸し借りする際に、繋ぎ合わせる役目を果たすのが「応用機械仕掛け連絡口」です。これは、略して「応機連口」と呼ばれます。
例として、料理屋で考えてみましょう。料理屋には注文を受ける場所があります。お客(利用機械仕掛け)は、掲示されている品書き(応機連口)を見て、食べたいものを選びます。注文を受けた調理場(別の機械仕掛け)は、品書きに従って料理を作り、お客に提供します。
お客は調理場の内部構造や、どのように料理が作られるかを知る必要はありません。品書きを通じて、食べたいものを注文するだけで、必要な料理が手に入ります。
同じように、応機連口を使うことで、開発者は他の機械仕掛けの内部構造を理解する必要なく、その働きを利用できます。例えば、地図の機械仕掛けを作る際に、別の会社が作った経路探索の働きを借りたいとします。この場合、経路探索の機械仕掛けの内部構造を全て理解し、自分の機械仕掛けに組み込むのは大変な作業です。しかし、応機連口を使えば、必要な情報だけを受け渡しすることで、簡単に経路探索の働きを利用できます。
このように、応機連口は異なる機械仕掛け同士を繋ぐ窓口の役割を果たし、開発の手間を省き、様々な機械仕掛けの連携を容易にする重要な仕組みです。複数の機械仕掛けが組み合わさって、より複雑で便利な働きを実現できるのも、応機連口のおかげと言えるでしょう。