
色の表現:RGBAとは?
私たちは普段、身の回りにたくさんの色があふれていることに気づきます。空の青、太陽の赤、草木の緑、色とりどりの花々。これらの色は、私たちの生活を豊かで鮮やかに彩っています。では、これらの色はどのようにして見えるのでしょうか?色の見え方は、光と密接に関係しています。
太陽や電灯などから出ている光は、一見白く見えますが、実は様々な色の光が混ざり合っています。この光が物体に当たると、物体はその光の一部を吸収し、残りの光を反射します。私たちが目にする色は、この反射された光の色なのです。例えば、赤いリンゴは、青い光と緑の光を吸収し、赤い光を反射しているので、赤く見えます。
光の三原色と呼ばれる、赤、緑、青の光を混ぜ合わせることで、様々な色を作り出すことができます。赤と緑を混ぜると黄色になり、赤と青を混ぜると紫のような赤紫色、緑と青を混ぜると青緑色になります。さらに、この三原色の光をすべて混ぜ合わせると、白い光になります。
テレビやパソコンの画面も、この光の三原色の仕組みを利用して色を表現しています。画面をよく見ると、小さな赤い点、緑の点、青い点が並んでおり、これらの点が光る強さを調整することで、様々な色を作り出しているのです。例えば、赤い点だけが光れば赤く見え、赤い点と緑の点が同じ強さで光れば黄色く見えます。このように、光の三原色の組み合わせによって、私たちの見ている豊かな色彩の世界が作られているのです。