エクスプローラーを使いこなそう
ITを学びたい
先生、「エクスプローラー」って、何をするものですか?よく耳にする言葉なのですが、いまいちよく分からなくて。
IT専門家
良い質問ですね。「エクスプローラー」は、パソコンの中にあるものを見たり、整理したりするための道具です。たとえば、写真や音楽、文書などがどこにしまわれているか探したり、新しい入れ物(フォルダ)を作ったり、名前を変えたり、移動させたりできます。
ITを学びたい
パソコンの中身を見るための道具…というと、机の引き出しの中身を探すような感じですか?
IT専門家
まさにその通りです!引き出しを開けて、中身を確認したり、整理整頓したりするのと同じように、パソコンの中のデータを見たり、整理したりするのが「エクスプローラー」の役割です。パソコンを使う上で、とても大切な道具ですよ。
Explorerとは。
『エクスプローラー』は、ウィンドウズ95以降のパソコンに入っている、ファイルやフォルダを整理するための道具です。これを立ち上げると、画面が左右に分かれて表示されます。左側はパソコンの中のドライブやフォルダ、そしてそれらがどの階層にあるのかが一覧で示され、右側には左で選んだドライブやフォルダの中身が表示されます。この画面上では、フォルダやファイルを作ったり、消したり、名前を変えたり、複製したり、移動したり、あるいはアプリケーションソフトを起動したりといった様々な操作ができます。なお、『エクスプローラー』は『ウィンドウズエクスプローラー』と呼ばれることもあります。
エクスプローラーとは
「探検者」を意味する名前の通り、エクスプローラーは、コンピューターの中身を探索するための案内役です。これは、窓飾りで知られる基本ソフトに最初から備わっている、ファイル整理の道具です。コンピューターの中の記録や入れ物、つまりファイルやフォルダを、きちんと整えたり、動かしたりするために、なくてはならないものです。
エクスプローラーを立ち上げると、画面が左右に分かれて表示されます。左側は、コンピューターにつながっている装置やフォルダが、木の枝のように広がった形で示されます。このように表示することで、全体の構成がすぐに分かります。まるで地図帳の索引を見ているように、目的の場所へスムーズにたどり着けるのです。
右側は、左で選んだフォルダの中身、つまりファイルや、そのフォルダの中にある更に小さなフォルダが表示されます。左で大きな分類を選び、右でその詳細を見る、という仕組みです。例えば、左で「書類」というフォルダを選ぶと、右側に「報告書」「企画書」といったファイルが表示される、といった具合です。
エクスプローラーは、単に見せるだけの道具ではありません。ファイルやフォルダを新しく作ったり、不要なものを消したり、名前を変えたり、複製したり、別の場所に送ったり、といった作業もできます。さらに、他の様々な用途の道具、つまり応用道具を動かすこともできます。まさに、基本ソフトにおける記録管理の中心と言えるでしょう。エクスプローラーを使いこなすことは、コンピューターを自在に操るための第一歩と言えるでしょう。
項目 | 説明 |
---|---|
エクスプローラーの役割 | コンピューターの中身を探索するための案内役。ファイルやフォルダを整えたり、動かしたりするための道具。 |
画面左側の表示 | コンピューターにつながっている装置やフォルダが、木の枝のように広がった形で表示。全体の構成を把握し、目的の場所へスムーズにたどり着ける。 |
画面右側の表示 | 左で選んだフォルダの中身(ファイルやフォルダ)が表示される。左で大きな分類を選び、右でその詳細を見る仕組み。 |
エクスプローラーの機能 | ファイルやフォルダの新規作成、削除、名前変更、複製、移動、他の応用道具の実行など。 |
エクスプローラーの基本操作
「探検家」は、まさに名前の通り、コンピュータの中の情報を探したり、整理したりするための大切な道具です。この道具の使い方を覚えることで、書類や写真、動画などを自由に扱うことができます。基本的な操作は、とても簡単で、誰でもすぐに使いこなせるようにできています。
例えば、ある書類を別の場所に複製したい場合は、まず書類のしるしを選びます。次に、しるしの上で右側のマウスのボタンを押すと、命令の一覧が出てきます。その中から「複製」を選びます。そして、複製した書類を置きたい場所を選び、再び右側のマウスのボタンを押して「貼り付け」を選べば完了です。書類を別の場所に移動したい場合も、ほぼ同じ手順です。「複製」の代わりに「切り取り」を選び、移動先の場所で「貼り付け」を選びます。
書類や写真の束の名前を変えたい場合は、名前を変えたいしるしを選び、右側のマウスのボタンを押して「名前の変更」を選びます。すると、今の名前が選択された状態になるので、新しい名前を書き込めば変更完了です。不要になった書類や写真の束を消したい時は、消したいしるしを選び、右側のマウスのボタンを押して「削除」を選びます。確認の窓が出たら「はい」を選ぶと、完全に消去されます。
このように、「探検家」は、マウスの操作だけでほとんどの作業ができます。ですから、初めてパソコンを使う人でも、すぐに慣れることができるはずです。さらに、キーボードの近道操作を覚えると、もっと早く作業を進めることができます。例えば、「複製」は「Ctrl」キーを押しながら「C」キー、「貼り付け」は「Ctrl」キーを押しながら「V」キーを押すことで、マウスを使わずに操作できます。これらの近道操作は、作業効率を上げるための鍵となりますので、少しずつ覚えていくと良いでしょう。
操作 | マウス操作 | キーボードショートカット |
---|---|---|
複製 | しるしを選択 > 右クリック > 複製 > 貼り付け先を選択 > 右クリック > 貼り付け | Ctrl + C > Ctrl + V |
移動 | しるしを選択 > 右クリック > 切り取り > 貼り付け先を選択 > 右クリック > 貼り付け | Ctrl + X > Ctrl + V |
名前の変更 | しるしを選択 > 右クリック > 名前の変更 > 新しい名前を入力 | – |
削除 | しるしを選択 > 右クリック > 削除 > はい | – |
表示方法の変更
書類整理棚のようなものと考えていただくと分かりやすい、情報機器の中にある「書類入れ」(これを「エクスプローラー」と呼びます)には、書類(これを「ファイル」や「かたまり」(「フォルダ」)と呼びます)が沢山入っています。これらの書類の見せ方を変えることができます。
例えば、書類に貼ってある小さな絵(「アイコン」)を大きくしたり小さくしたりできます。大きな絵にすれば、一目見て何の書類か分かりやすくなります。小さな絵にすれば、たくさんの書類を一度に見渡すことができます。
また、書類の名前だけでなく、書類を作った日時や大きさなどの詳しい情報を一緒に表示することもできます。これにより、必要な書類をより的確に見つけることができます。
さらに、書類の並び順も自由に変えられます。名前順、作った日時順、大きさ順など、様々な並び替え方ができます。例えば、最近作った書類をすぐに見つけたい場合は、作った日時順に並べ替えるのが便利です。
このように、見せ方を変えることで、目的の書類をすぐに見つけられるようになり、作業がはかどるようになります。
見せ方を変えるには、「エクスプローラー」の上の方にある「表示」と書かれた場所を選びます。そこには、様々な見せ方の選択肢が用意されていますので、自分に合った見せ方を見つけることができます。
また、もし書類が多すぎて、目的の書類を探すのが大変な場合は、「検索」という機能を使うと便利です。探したい書類の名前の一部を入力するだけで、たくさんの書類の中から目的の書類を素早く見つけることができます。
機能 | 説明 |
---|---|
アイコンの大きさ変更 | ファイルやフォルダのアイコンサイズを変更することで、一覧性や視認性を調整できます。大きなアイコンは見やすく、小さなアイコンは多くのファイルを一度に表示できます。 |
詳細情報の表示 | ファイル名だけでなく、作成日時、サイズなどの詳細情報を表示することで、必要なファイルをより的確に探せます。 |
並び替え | ファイルやフォルダを名前順、作成日時順、サイズ順など、様々な基準で並び替えることができます。 |
検索 | ファイル名の一部を入力することで、多数のファイルの中から目的のファイルを素早く見つけることができます。 |
エクスプローラーの活用
「エクスプローラー」は、コンピューターの中のファイルや資料を扱うための大事な道具です。まるで家の棚や引き出しのように、どこに何があるのかを分かりやすく表示してくれます。単純にファイルや資料を整理するだけでなく、色々な便利な機能が備わっています。
例えば、写真や絵などの画像ファイルを開かなくても、エクスプローラー上で小さな絵として内容を確認することができます。いちいち専用のソフトを起動する手間が省けるので、たくさんの写真の中から目的のものを探す時にとても便利です。また、音楽ファイルもエクスプローラー上で直接再生できます。音楽を聴きながら他の作業をする際に、わざわざ別の音楽ソフトを立ち上げる必要がありません。同様に、動画ファイルもエクスプローラー上で再生できるので、手軽に動画を楽しむことができます。
さらに、複数のファイルや資料を一つにまとめて、容量を小さくする「圧縮」という操作も、エクスプローラーから直接行うことができます。メールで大きなファイルを誰かに送りたい時や、沢山の資料をまとめて保存したい時に役立ちます。圧縮されたファイルは、エクスプローラー上で簡単に解凍することもできます。
また、自分のコンピューターだけでなく、ネットワークで繋がっている他のコンピューターの共有資料にも、エクスプローラーからアクセスすることができます。まるで自分のコンピューターの中にあるファイルのように、他のコンピューターの資料を開いたり、保存したりすることができます。会社や学校などで、複数の人で資料を共有する際にとても便利です。
このように、エクスプローラーは単なるファイル管理にとどまらず、様々な機能を備えています。これらの機能を使いこなすことで、コンピューターの操作がよりスムーズになり、作業効率も大きく向上するでしょう。日々の作業の中で、エクスプローラーの様々な機能を積極的に活用してみてください。
機能 | 説明 |
---|---|
ファイルとフォルダの表示 | 家の棚や引き出しのように、ファイルやフォルダを分かりやすく表示 |
プレビュー | 画像、音楽、動画ファイルをエクスプローラー上で直接プレビュー・再生 |
圧縮・解凍 | 複数のファイルやフォルダを圧縮して容量を小さくしたり、圧縮ファイルを解凍 |
ネットワークアクセス | ネットワーク上の他のコンピューターの共有フォルダへのアクセス |
その他の機能
ファイル管理を行う道具であるエクスプローラーには、基本的な操作以外にも多くの便利な機能が備わっています。これらの機能を使いこなすことで、作業効率を高めたり、大切な資料を安全に守ったりすることができます。
例えば、ファイルの変更履歴を記録する機能があります。この機能を使うと、過去に行った編集内容を確認したり、誤って削除してしまった部分を復元したりすることが容易になります。また、定期的にファイルの控えを自動的に作成する機能もあります。万が一、コンピューターに不具合が生じた場合でも、バックアップしておいた控えから元の資料を復元できるので、資料の消失を防ぐことができます。さらに、ファイルの内容を暗号化して保護する機能もあります。この機能を使えば、許可されていない人がファイルを開いても、内容を読み取ることができなくなるので、重要な情報の漏洩を防ぐことができます。
エクスプローラーは、他の機能と連携して動作することも大きな特徴です。例えば、電子郵便にファイルを添付する際に、エクスプローラーを使ってファイルを選択することができます。また、文章作成の道具でファイルを開く際にも、エクスプローラーで目的のファイルを見つけて開くことができます。このように、エクスプローラーは様々な場面で利用されるため、Windowsを操作する上で欠かせない存在と言えるでしょう。
エクスプローラーの多様な機能を理解し、使いこなすことで、コンピューター操作の効率が飛躍的に向上するでしょう。ぜひ、日頃から様々な機能を試してみて、それぞれの利便性を体感してみてください。きっと、新しい発見があるはずです。
機能 | メリット |
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ファイルの変更履歴を記録する機能 | 過去の編集内容の確認、誤削除部分の復元 |
定期的にファイルの控えを自動的に作成する機能 | コンピューター不具合時の資料消失防止 |
ファイルの内容を暗号化して保護する機能 | 重要な情報の漏洩防止 |
他の機能との連携 | 電子メールへの添付、文章作成ソフトでのファイル選択 |