開発 手軽にプログラム!インタープリター言語の世界
人間が書き記した指示を機械が理解できるように変換する手順は、大きく分けて二種類あります。その一つが、翻訳者のように指示全体を一度に機械語に変換してしまう方法で、もう一つが通訳者のように指示を一つずつその場で機械語に変換しながら実行していく方法です。後者の方法で使われる言葉を「通訳型言語」と呼びます。通訳型言語は、人間にとって分かりやすい言葉で指示を書くことができます。この分かりやすい言葉で書かれた指示を、機械が直接理解できる言葉に変換する役割を担うのが「通訳者」です。この「通訳者」は、指示を一行ずつ読み取り、それを機械語に変換し、機械に実行させます。通訳型言語の利点は、修正が容易であるという点です。もし指示の一部を変更する場合、翻訳型言語では指示全体をもう一度変換する必要があります。しかし、通訳型言語では変更した部分だけを「通訳者」が再変換すればよいため、修正にかかる手間と時間が大幅に削減されます。これは、試行錯誤を繰り返しながら少しずつ完成形に近づけていく開発作業において、大きな強みとなります。まるで粘土細工のように、修正が容易なため、試作品を素早く作り、それを改良していく開発スタイルに適しています。常に変化する状況に合わせて柔軟に対応できるため、開発の速度を上げ、効率を高めることができます。ただし、指示を実行するたびに「通訳者」による変換作業が必要となるため、翻訳型言語と比べると実行速度が遅くなるという側面も持っています。これは、通訳型言語を使う際に考慮すべき点の一つです。
