みんなで使う印刷機:ネットワークプリンター

みんなで使う印刷機:ネットワークプリンター

ITを学びたい

先生、「ネットワークプリンター」って、普通のプリンターと何が違うんですか?

IT専門家

いい質問だね。普通のプリンター、つまりパソコンに直接つないで使うプリンターと違って、ネットワークプリンターはみんなが使えるように、ネットワークにつながっているんだよ。

ITを学びたい

みんなが使えるって、どういうことですか?

IT専門家

たとえば、会社で10人いるとしよう。一人一台プリンターを置く代わりに、ネットワークプリンターを一台置いておけば、みんながそのプリンターを使えるんだ。だから、プリンターを置く場所や費用を節約できるんだよ。他にも、「共同プリンター」や「遠隔プリンター」とも言われるよ。

network printerとは。

『ネットワークプリンター』とは、会社の事務室などでよく見かける、コンピューター同士をつなぐ線である『LAN(ラン)』を経由して使う印刷機のことです。この印刷機は、ネットワークにつながっているたくさんの人が一緒に使うことができます。自分のコンピューターにつないで使う印刷機と区別するために『ネットワークプリンター』と呼びます。他にも『離れた場所にある印刷機』や『みんなで使う印刷機』などと呼ばれることもあります。

つながる印刷機

つながる印刷機

職場や家庭で、複数の人がパソコンを使っている場合、それぞれに印刷機を用意すると場所もお金もかかってしまいます。そんな時に役立つのが、ネットワーク印刷機です。これは、家庭や職場の情報網につながっている印刷機で、複数のパソコンから印刷の指示を送ることができます。

一人一台印刷機を持つ必要がないので、場所を取らず、費用を抑えることができます。例えば、家庭では家族それぞれが自分の部屋で印刷でき、職場では部署全体で一台を共有するといった使い方ができます。

従来の印刷機のように、印刷機のすぐそばまで行って印刷する必要はありません。自分の席に座ったまま、パソコンから印刷の指示を出すだけで、印刷が始まります。まるで自分のパソコンに直接印刷機がつながっているかのように、スムーズに印刷作業を進めることができます。

印刷機の設置場所を自由に選べるのも大きな利点です。例えば、職場では部署の中心に一台設置すれば、誰でも簡単に利用できます。また、家庭ではWi-Fiを通じてネットワーク印刷機とパソコンをつなげば、家中どこからでも印刷できます。

ネットワーク印刷機を使うことで、時間と手間を省き、さらに場所や費用も節約できます。複数のパソコンで印刷する機会が多い場合は、ぜひネットワーク印刷機を検討してみてください。使い勝手の良さにきっと驚くはずです。

メリット 説明
費用を抑える 一人一台印刷機を持つ必要がないため、購入費用を抑えることができます。
省スペース 複数人で一台の印刷機を共有するため、設置スペースを節約できます。
印刷場所の自由度 従来のように印刷機のそばまで行く必要がなく、自分の席から印刷できます。
設置場所の自由度 ネットワークを通じて接続するため、印刷機の設置場所を自由に選べます。
時間と手間を省く スムーズな印刷作業で時間と手間を節約できます。

一人一台とどこが違う?

一人一台とどこが違う?

印刷機には、大きく分けて二つの種類があります。一つは、線を使い直接計算機とつないで使う、いわゆる「直接接続印刷機」です。もう一つは、「共有印刷機」と呼ばれる、複数の計算機で一緒に使える印刷機です。

直接接続印刷機は、文字通り、印刷したい計算機と印刷機を線でつないで使います。そのため、その計算機でしか印刷できません。まるで、その計算機専用の印刷機のようなものです。例えば、自分の部屋にある計算機に直接印刷機をつないでいる場合、他の部屋にある計算機からは印刷できません。印刷したい計算機と印刷機は、いつも近くに置いておかなければなりません。これは、場合によっては不便です。

一方、共有印刷機は、複数の計算機で一緒に使える印刷機です。「網の目」のようにつながった計算機同士で情報をやり取りできる仕組みを使って、どの計算機からも印刷できるようにしています。この仕組みのおかげで、共有印刷機は、どの計算機からも印刷できます。例えば、会社の事務室にある共有印刷機は、どの社員の計算機からも印刷できます。また、印刷機をどこに置いても、網の目にさえつながっていれば、どの計算機からも印刷できます。そのため、印刷機の置き場所を自由に決められますし、複数人で一つの印刷機を共有できるので経済的です。

このように、直接接続印刷機と共有印刷機は、それぞれに特徴があります。印刷機の使い道や環境に合わせて、どちらの印刷機を使うかを選ぶと良いでしょう。

項目 直接接続印刷機 共有印刷機
接続方法 計算機と印刷機を線で直接接続 ネットワーク経由で接続
利用可能計算機 接続した計算機のみ ネットワーク上の複数の計算機
設置場所 接続した計算機と近い必要がある ネットワークに接続されていれば自由
費用 計算機ごとに印刷機が必要になる場合も 複数人で共有できるので経済的

いろいろな呼び名

いろいろな呼び名

「網の目状につながった印刷機」と呼ばれる機械は、他にも色々な名前で呼ばれています。「遠くの印刷機」や「みんなで使う印刷機」も、実は同じ機械のことを指しています。どれも同じ仲間なので、どれを聞いても戸惑う必要はありません。これらの呼び名は、この印刷機の便利な機能を分かりやすく表しています。「遠くの」と付いているのは、遠く離れた場所にあるパソコンからでも印刷の指示を送ることができるからです。まるで魔法のように、自分の机にいながらにして、別の部屋、あるいは別の階の印刷機を動かすことができるのです。また、「みんなで使う」という言葉には、一台の印刷機を複数の人で一緒に使えるという意味が込められています。例えば、会社でたくさんの人が同じ印刷機を使いたい場合でも、順番にケーブルをつなぎ替える必要はありません。みんながそれぞれの場所でパソコンから印刷指示を送るだけで、印刷機は順番にそれぞれの指示に従って印刷を進めてくれるのです。つまり、「網の目状につながった印刷機」とは、網の目状につながった通信経路を通じて、遠くにある印刷機を複数人で一緒に使える便利な機械のことを指しているのです。この仕組みのおかげで、職場や家庭で印刷作業がスムーズになり、私たちの生活はより便利になっています。色々な呼び名に惑わされず、その便利さを存分に活用しましょう。

正式名称 別名 機能・特徴
網の目状につながった印刷機 遠くの印刷機
みんなで使う印刷機
遠く離れた場所にあるパソコンから印刷指示を送信可能
複数人で一台の印刷機を共有可能
網の目状につながった通信経路を通じて、遠隔地にある印刷機を複数人で利用可能

設定してみよう

設定してみよう

さあ、印刷機をみんなの使える機械にするために、設定をしてみましょう。まず、印刷機を家の情報網につなげる必要があります。まるで、電話線を家の電話機につなぐように、情報網の線か、そうでなければ目に見えない電波を使って印刷機を家の情報網につなぎます。

印刷機と情報網がつながったら、次は、実際に文字や絵を送る相手である計算機に、印刷機のことを教える必要があります。この教え方は、印刷機の種類や計算機の種類によって少し違います。まるで、違う言葉で話す人と話すときのように、それぞれに合った方法で話しかける必要があるのです。

多くの場合、印刷機には固有の番号が割り振られています。これは、家の住所のようなもので、この番号を使って計算機は印刷機を見つけます。この番号を計算機に教えてあげたり、特別な指示書となる道具(プログラム)を計算機に取り込んだりすることで、計算機は印刷機とやり取りができるようになります。

最近は、電波を使って情報網につながる印刷機も増えてきました。これらは、線をつなぐ必要がないので、設定が簡単になっています。まるで、携帯電話のように、場所を選ばずに使えるのでとても便利です。

もし、設定方法が分からなくても心配はいりません。印刷機を買ったときについてきた説明書をよく読んでみましょう。まるで、新しいおもちゃの遊び方を学ぶように、一つずつ手順を踏んでいけば大丈夫です。それでも分からなければ、印刷機を作った会社の場所(ホームページ)を見てみましょう。そこには、もっと詳しい情報が載っています。

設定は少し手間がかかるかもしれませんが、一度設定してしまえば、いつでもどこからでも簡単に印刷できるようになります。まるで、家のどこにいても電話ができるように、計算機からすぐに印刷できるようになるので、とても便利です。ぜひ、快適な印刷の場を作るために、設定に挑戦してみてください。

手順 説明 補足
印刷機をネットワークに接続 有線または無線で接続する 電話線を接続するようなイメージ
コンピュータに印刷機を認識させる 印刷機の種類やコンピュータの種類によって異なる 異なる言語で話す人に合わせるようなイメージ
印刷機の固有番号をコンピュータに教える 家の住所のようなもの 番号を直接入力、または専用のプログラムを使用
無線接続の場合 設定が簡単 携帯電話のように場所を選ばずに使用可能
設定方法がわからない場合 説明書を読む、メーカーのホームページを参照 新しいおもちゃの遊び方を学ぶイメージ

まとめ

まとめ

複数の人が同じ印刷機を使いたい時に役立つのが、ネットワークプリンターです。一人一台ずつ印刷機を持つのではなく、印刷機をネットワークに繋ぐことで、どこからでも印刷できるようになります。

従来の一人一台の印刷機、いわゆるローカルプリンターと比べると、多くの利点があります。まず、それぞれの場所に印刷機を置く必要がないため、場所を取らずに済みます。また、印刷機を一台にまとめることで、購入費用や維持費用を抑えることもできます。さらに、印刷したい時にわざわざ印刷機のある場所まで移動する必要がないため、仕事がより早く進むようになります。

ネットワークプリンターは、「遠隔地印刷機」や「共同印刷機」とも呼ばれます。呼び方は違っても、どれもネットワークを通じて印刷できる印刷機のことを指します。

初めて使う時は、多少設定に手間がかかるかもしれません。ネットワークへの接続や、各々の機械からの設定など、いくつかの手順が必要です。しかし、一度設定してしまえば、その後はスムーズに印刷できますので、快適な印刷環境が手に入ります。

もし、会社で印刷機が足りないと感じていたり、家庭で複数の機械から印刷したいと考えているなら、ネットワークプリンターはとても便利です。導入を検討してみる価値は大いにあります。

種類 説明 メリット デメリット 別名
ネットワークプリンター 印刷機をネットワークに繋ぐことで、どこからでも印刷できるようにしたもの
  • 場所を取らない
  • 購入費用・維持費用を抑える
  • 仕事が早く進む
初期設定に手間がかかる 遠隔地印刷機、共同印刷機