実行時エラー:プログラム停止の謎

ITを学びたい
先生、「実行時エラー」ってどういう意味ですか? プログラムを作るときに何か気を付けることってありますか?

IT専門家
実行時エラーとは、プログラムを実際に動かしている時に発生するエラーのことだよ。プログラムを作っている段階ではエラーが出ていなくても、実際に動かしてみると問題が発生することがあるんだ。例えば、計算機プログラムでゼロで割ろうとした時などに起こるね。

ITを学びたい
なるほど。じゃあ、プログラムを作っているときはエラーがなくても、実行時にエラーが出る可能性があるんですね。どうすれば防げるんですか?

IT専門家
そうだね。色々な種類のエラーがあるから全てを防ぐのは難しいけれど、こまめにテストをすることが大切だよ。色々な入力値を試したり、想定外の操作をしてみたりすることで、隠れたエラーを見つけられる可能性が高くなるよ。エラーが出た場合は、落ち着いてエラーメッセージを読んで、どこで何が起こったのかを理解しよう。そうすれば、プログラムを修正してエラーを直すことができるようになるよ。
runtime errorとは。
コンピューターのプログラムが動いているときに起きるエラーについて説明します。このエラーは、プログラムの設計図にあたるソースコードを作る段階ではなく、実際にプログラムを動かしている最中に、何らかの問題が発生して止まってしまう現象です。例えば、JavaScriptなどで作られた小さなプログラムに欠陥があると、それをインターネット閲覧ソフトで読み込んだときに、このようなエラーがよく発生します。これは「実行時エラー」とも呼ばれます。
実行時エラーとは

プログラムを実際に動かしている時に起こる不具合のことを、実行時エラーと言います。これは、プログラムの組み立て段階での見つけられていない欠陥や、プログラムが動く環境でのトラブルによって発生します。例えば、家の設計図に欠陥があれば、実際に家を建てた時に問題が起こるように、プログラムにも同様のことが言えます。
プログラムを作る時、私たちはコンピューターに指示を出すために文字の組み合わせ、つまり命令文を書きます。この命令文に誤りがあると、コンピューターは指示通りに動けません。また、プログラムは様々な情報を取り込んで処理しますが、想定外の情報が入ってきた場合にも、うまく処理できずエラーとなります。これは、料理を作る際に、レシピにない材料が使われた時と同じように、混乱が生じる状態です。
実行時エラーが発生する原因は様々です。例えば、プログラムが使うファイルが見つからない、インターネット回線が途切れる、あるいは、計算結果が大きすぎてコンピューターが扱えない、といった状況が考えられます。ちょうど、料理人が必要な道具や材料を見つけられない、ガスが止まってしまう、あるいは、鍋が小さすぎて材料が入りきらない、といった状況に陥るようなものです。
実行時エラーが起こると、プログラムはたいてい動作を停止し、エラーの状況を示すメッセージを表示します。これは、コンピューターが問題を発見し、これ以上作業を進められないことを伝える合図です。料理で例えるなら、料理の途中で材料が足りなくなったり、コンロの火が消えてしまったりして、料理を中断せざるを得ない状況と言えるでしょう。
実行時エラーは、プログラムを作っている段階だけでなく、完成して実際に使っている時にも起こる可能性があります。そのため、プログラムを作る際には、エラーが起こることを想定し、適切な対処法を組み込んでおくことが大切です。料理を作る際にも、材料が不足する事態に備えて多めに買っておいたり、火が消えてもすぐに対応できるように準備しておくのと同じです。具体的には、エラーが発生した時のための処理方法をプログラムに組み込んだり、プログラムが想定外の動きをしないか入念に確認する必要があります。
発生の仕組み

プログラムは、人間がコンピュータに与えた指示書のようなものです。コンピュータはこの指示書に書かれた内容を一つずつ順番に読み取って、作業を進めていきます。この作業を進める過程で、時として問題が発生することがあります。これが実行時エラーと呼ばれるものです。
実行時エラーは、様々な原因で発生します。例えば、計算を行う際にゼロで割るような指示があった場合です。ゼロで割る計算は数学的に定義されていません。そのため、コンピュータは指示された計算を行うことができず、エラーを発生させます。同様に、存在しないファイルを指示通りに開こうとしても、コンピュータはファイルを見つけられないため、エラーが発生します。このように、コンピュータが実行できない命令が与えられた場合に実行時エラーが発生します。
また、コンピュータが作業をするためには、作業用の机のような場所が必要です。この場所をメモリー領域と呼びます。もしプログラムが使用するメモリー領域が足りなくなると、作業を続けることができなくなり、実行時エラーが発生します。他にも、ネットワークを介してデータのやり取りをするプログラムの場合、ネットワークの接続が切れてしまうと、必要なデータを取得できなくなり、これも実行時エラーの原因となります。このように、プログラムの実行に必要な資源が不足した場合にも、実行時エラーが発生します。
これらのエラーは、プログラム自身の問題だけでなく、プログラムが実行されるコンピュータやネットワークの状態といった周囲の環境が原因となることもあります。そのため、エラーの原因を特定するためには、プログラムの中身だけでなく、コンピュータの状態やネットワークの接続状況など、プログラムを実行する環境全体を注意深く調べる必要があります。
| 実行時エラーの分類 | 説明 | 例 |
|---|---|---|
| コンピュータが実行できない命令が与えられた場合 | 数学的に定義されていない計算や、存在しないファイルを開こうとするなど、コンピュータが実行できない命令が原因で発生するエラー。 | ゼロ除算、存在しないファイルのオープン |
| プログラムの実行に必要な資源が不足した場合 | プログラムが使用するメモリー領域が不足したり、ネットワーク接続が切断されるなど、プログラムの実行に必要な資源が不足することで発生するエラー。 | メモリー不足、ネットワーク切断 |
| 周囲の環境 | プログラム自身の問題だけでなく、プログラムが実行されるコンピュータやネットワークの状態といった周囲の環境が原因となることもある。 | コンピュータのハードウェア故障、ネットワークの不安定な状態 |
様々な種類

プログラムを実行した際に発生する、いわゆる実行時エラーには、実に様々な種類が存在します。それぞれのエラーには固有の原因と、それに対する適切な対処法があります。いくつかの代表的な例を挙げ、その詳細を解説します。
まず、「ゼロで割る」という計算上の誤りによって発生するエラーがあります。これは、計算機では数字をゼロで割ることが定義されていないために起こります。このエラーが発生した場合、プログラムの計算手順に根本的な問題があると考えられます。計算式を見直し、ゼロで割るような状況が発生しないようにプログラムを修正する必要があります。
次に、プログラムが利用できる記憶領域が不足した場合に発生するエラーがあります。これは、プログラムが扱うデータ量が多すぎる場合や、プログラムが記憶領域を適切に解放できていない、いわゆる記憶漏れが発生している場合に起こりやすいエラーです。対処法としては、プログラムの処理手順を効率化して使用する記憶領域を減らす、不要になった記憶領域をこまめに解放するなど、プログラムの記憶領域の使い方を見直す必要があります。
さらに、プログラムが必要とする情報が記録された書類が見つからない場合に発生するエラーについて説明します。このエラーは、書類の保管場所を指定する情報が誤っている場合や、書類自体が既に消去されている場合などに起こります。対処法としては、書類の保管場所を示す情報が正しいかを確認する、必要な書類が揃っているかを確認し、不足している場合は再度準備する、といった手順が必要です。
このように、実行時エラーは種類によってその原因と対処法が大きく異なります。エラーが発生した場合は、表示されるエラーの情報を注意深く読み解き、状況に合った適切な対応を行うことが重要です。具体的なエラーの内容を理解し、落ち着いて対処することで、問題解決への糸口を見つけることができるでしょう。
| エラーの種類 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| ゼロ除算エラー | 計算式がゼロで割ろうとしている | 計算式を見直し、ゼロで割るような状況が発生しないように修正する |
| 記憶領域不足エラー | プログラムが利用できる記憶領域が不足している プログラムが記憶領域を適切に解放できていない(記憶漏れ) |
プログラムの処理手順を効率化して使用する記憶領域を減らす 不要になった記憶領域をこまめに解放する |
| ファイル/リソースが見つからないエラー | ファイルのパスが間違っている ファイルが既に消去されている |
ファイルのパスを確認する 必要なファイルを準備する |
影響と対策

プログラムを実際に動かしている最中に不具合、つまり実行時エラーが起こると、プログラムの動きが止まってしまい、何が起きるか分からなくなります。軽度の不具合であれば、プログラムの一部の働きが止まるだけで済むこともあります。しかし、重大な不具合の場合は、システム全体が動かなくなったり、大切な情報が壊れたりする危険性も潜んでいます。
このような事態を防ぐためには、プログラムを作る段階で、不具合が起こるかもしれないという可能性を常に考え、適切な対策をしておくことが大切です。具体的には、入力される情報の確認をしっかり行うことが重要です。例えば、数字を入力する欄に文字が入力されていないか、日付の形式が正しいかなどを細かく確認することで、不具合の発生を抑えることができます。また、不具合が起きた時にどのように対処するかという仕組みをプログラムに組み込んでおくことも重要です。予期せぬエラーが発生した場合でも、プログラムが完全に停止するのではなく、エラーメッセージを表示したり、安全に処理を中断したりするなどの対策が必要です。これらの対策により、予期せぬ事態に備えることができます。
さらに、プログラムを世に出す前には、念入りな動作確認を行うことが不可欠です。色々な状況を想定し、プログラムを実際に動かしてみることで、隠れた不具合を早期に見つけ、修正することができます。時間をかけて入念に確認を行うことで、実行時エラーによる影響を最小限に抑え、より安定したプログラムを提供することができます。 これらの対策をしっかりと行うことで、安心してプログラムを利用できる環境を作ることができます。
| 実行時エラーの影響 | 対策 | 目的 |
|---|---|---|
| プログラムの動作停止、情報破損 | 入力情報の確認 | 不具合発生の抑制 |
| – | 不具合発生時の処理を組み込む | 予期せぬ事態に備える |
| – | 念入りな動作確認 | 実行時エラーの影響を最小限にする、安定したプログラム提供 |
例:ウェブブラウザ

画面に情報を映し出す道具、いわゆる「閲覧ソフト」は、世界中の情報を集めた網の目、いわゆる「インターネット」を扱うための入口と言えるでしょう。この閲覧ソフトは、文字や絵、動画など、様々な情報を表示するために、様々な仕掛けを内部に持っています。その一つに、網の目状の情報から送られてきた指示を理解し、実行する機能があります。
この指示を出すための言葉の一つに「JavaScript」と呼ばれるものがあります。この言葉は、閲覧ソフトに様々な動きをさせることができます。例えば、ボタンを押した時の反応や、画面を滑らかに動かす効果など、様々な動きをこの言葉で指示することができます。しかし、この言葉の使い方を間違えると、閲覧ソフトは指示を理解できず、うまく動作しなくなってしまうことがあります。これが、いわゆる「実行時誤り」と呼ばれるものです。
例えば、指示の中で使う言葉の綴りを間違えたり、存在しないものを扱おうとしたりすると、実行時誤りが発生します。また、閲覧ソフトに追加で組み込まれた部品、いわゆる「拡張機能」が互いに邪魔をしてしまう場合も、実行時誤りが発生する原因となります。
このような誤りが発生した場合、閲覧ソフトには、誤りの原因を調べるための道具が備わっています。この道具を使うことで、どの指示が間違っているのか、なぜ間違っているのかを調べることができます。そして、その原因に基づいて指示を修正することで、閲覧ソフトを正常に動作させることができます。
情報を伝える側の者にとって、閲覧ソフトが正しく情報を表示してくれることは非常に重要です。そのため、指示を出す言葉は細心の注意を払い、何度も試し、誤りが発生しないようにする必要があります。そうすることで、閲覧ソフトを通じて、より多くの人に正しく情報を伝えることができるようになります。
| 要素 | 説明 |
|---|---|
| 閲覧ソフト | インターネットを扱うための入口。文字、絵、動画など様々な情報を表示するための仕掛けを持つ。 |
| JavaScript | 閲覧ソフトに様々な動きをさせるための指示を出す言葉。ボタンの反応や画面効果などを制御する。 |
| 実行時誤り | JavaScriptの記述ミスなどにより、閲覧ソフトが指示を理解できず、うまく動作しなくなること。 |
| 実行時誤りの原因 | JavaScriptの綴り間違い、存在しないものの操作、拡張機能同士の干渉など。 |
| 誤りの調査道具 | 閲覧ソフトに備わっている、誤りの原因を調べるためのツール。 |
| 情報の伝達 | 閲覧ソフトが正しく情報を表示することは重要。JavaScriptは注意深く記述し、テストを繰り返す必要がある。 |
まとめ

プログラムが実際に動いている時に発生する、いわゆる実行時エラーは、開発の過程でどうしても避けられない問題です。エラーの種類や原因を正しく理解し、適切な対応策を準備しておくことで、エラーの発生回数を減らし、その影響を小さくすることができます。
プログラムを作る人は、エラーを適切に処理する仕組みを組み込み、公表する前に十分な試験を行うことで、より信頼できるプログラムを作ることが求められます。例えば、想定外の入力が行われた場合に備えて、適切なエラーメッセージを表示する、あるいは入力を制限するなどの工夫が必要です。数値を入力する欄に文字が入力された場合を想定し、その場合の処理をあらかじめプログラムに組み込んでおくことで、予期せぬエラーを防ぐことができます。
また、プログラムを使う人も、エラー表示の内容を理解し、適切な行動をとることで、被害を最小限に食い止めることができます。表示されたエラーメッセージをよく読んで、指示に従うことが大切です。例えば、ファイルが存在しないというエラーが出た場合は、ファイルの場所を確認したり、ファイルが正しく保存されているかを確認する必要があります。もし、エラーメッセージの意味が理解できない場合は、慌てずに開発者や管理者に連絡を取り、指示を仰ぐことが重要です。
実行時エラーは、プログラム開発における大きな課題であり、作る人と使う人が協力して、その対策に取り組む必要があります。エラーが出た時は、落ち着いてエラーメッセージを読み、適切な行動をとることが大切です。加えて、エラーが起きた状況を記録に残しておくことで、今後の対策に役立てることができます。実行時エラーへの理解を深めることで、より安定した仕組の運用を実現できるでしょう。エラーはプログラムの欠陥を示すだけでなく、プログラムをより良くするための貴重な情報源となります。エラーを分析し、その原因を特定することで、プログラムの品質を向上させ、より安定したシステム運用を実現することができます。
| 役割 | エラー発生時の対応 | 具体的な例 |
|---|---|---|
| プログラムを作る人 | エラー処理機構の組み込み、十分なテストの実施 | 想定外の入力への適切なエラーメッセージ表示、入力制限 |
| プログラムを使う人 | エラーメッセージの理解、指示に従う、状況の記録 | ファイルが存在しないエラー:ファイルの場所や保存状態を確認 エラーメッセージが理解できない:開発者や管理者に連絡 |
